クロワッサン 橋爪 信義シェフ
開業35年。今、5店舗 展開できているのは 出逢った方々のお陰。 全ての出逢いに感謝!
私を職の道へと突き動かした母の「おもてなし」
私が生まれたのは戦後10年程度の新潟でしたから外食という文化は一切なく、母の手料理だけが楽しみでした。あの時代に母がプリンや牛乳寒天、サンドイッチを作ってくれたり、朝食にパンを出してくれたわけですから、母はハイカラな人でしたね。そんな母は父の来客があった時にお茶菓子などをお出しして、もてなしていました。その時に「これ美味しいね!」とお客様の笑顔があふれる和んだ空間が、幼いながらに心地いいなと思い、その笑顔の中心にある食べ物に関わる仕事に就きたいと考えるようになって、コックを目指しました。そして服部栄養学校に入学するために上京。卒業後、コックとして2年半レストランで働きましたが、その頃は高級レストランが手軽に楽しめるというコンセプトでファミレスが出店攻勢をかけている時期でした。その破竹の勢いを見てこれには抵抗できないと感じ、このレストラン市場でコックとしてやっていくことは難しいと判断して、考えを改めました。最初から料理の世界で生きていたいと考えていましたし、料理を出すにはパンも手作りで・・・
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