記事に移動

表参道「アマムダコタン」が商品を大幅リニューアル。絶対食べたい新作16選をチェック

エディターの極私的おすすめ新作ランキングも発表!

By and
表参道「アマムダコタン」が商品を大幅リニューアル。絶対食べたい新作パンをチェック
SATOSHIFUKUDA

東京・表参道の「アマムダコタン(amam dacotan)」といえば、2021年10月のオープン以来、連日行列の絶えない大人気ベーカリー。そんな「アマムダコタン」が約120種ある全商品のうち、半分近くをリニューアルした。オーナーシェフ、平子良太さんと、平子さん率いる職人チームの自由で妥協のない進化に‟ずっと人気”の秘密が見えてくる。後半はエディターの極私的おすすめ新作ランキングを発表!

全部食べたい! 大人気ベーカリー「アマムダコタン」の東京の系列店を総まとめ


Photo SATOSHI FUKUDA

‟これまでに出合ったことのないパンを味わってほしい”

表参道「アマムダコタン」が商品を大幅リニューアル。絶対食べたい新作17選をチェック

「2018年、福岡に『アマムダコタン』の1号店を出店して、2021年10月に2号店を表参道にオープン。創業から5年以上の月日を経て、職人たちの技術もレベルアップしましたし、時代も変わったな、と感じます」と「アマムダコタン」オーナーシェフの平子さん。

「これまでも粉の選定やブレンド、発酵種といった細かな改良はしてきたのですが、今回はさらにおいしいパンを追求して、味わいから見た目までがらっと変えました。これだけ大きな変更はオープン以来初めてですね」(平子さん)

マヨネーズも直径3cmのプリンも手作り

マヨネーズも直径3cmのプリンも手作り

スイーツ系から総菜系まで約120種ある「アマムダコタン」のパンは、どれもシズル感があって愛らしく、まるでファッションアクセサリーのような引力がある。

しかし、ひと口食べると総菜パンは一皿の料理のように完成しているし、スイーツ系は素材使いが贅沢でしっかり存在感があるのが特長。

ファンの間では有名な話だが「アマムダコタン」では既製品をほとんど使用せず、ソースやトッピングも自家製だ。具体的には、卵サラダに使うマヨネーズも「バナナのフィナンシェ」の生地に練り込むセミドライバナナも、「マリトッツォアラモード」の上に鎮座する直径3cmのプリン(!)だって自分たちで作っている。

「いろんな種類のパンをたくさん楽しんで欲しい」という思いから、食べやすさにもこだわりが。パンのサイズをやや小さくして、具の分量を増やし、食べ応えはありつつも食べ疲れない工夫をしている。

ADの後に記事が続きます
表参道「アマムダコタン」が商品を大幅リニューアル。絶対食べたい新作17選をチェック

またパンの生地を歯切れよく、柔らかく焼き上げているのもポイントだ。270℃のデッキオーブン(平窯)で一気に熱を加え、生地を伸ばすことで軽い食感がかなう。

サンドイッチに使用する「ドイツ生地」のパンも今回リニューアルしたパン生地のひとつ。粉の配合を変えるだけでなく、つなぎに卵白を使用することでしっとり、もっちりとしつつ、口どけをよくした。

表参道「アマムダコタン」が商品を大幅リニューアル。絶対食べたい新作17選をチェック

新作のパンにもイタリアンのシェフだった平子さんの自由な発想も遺憾なく発揮されている。「何それ!」「食べたみたい!」とワクワクするパンに出合えるのが「アマムダコタン」の最大の魅力だ。

早速新作パンを見ていこう。

ADの後に記事が続きます

「チョコバナナ フルーツサンド」¥421

「チョコバナナ フルーツサンド」¥421

いつ食べても間違いのないチョコとバナナの組み合わせのフルーツサンドが登場。カカオの酸味までしっかり引き出したフルーティーなチョコレートクリームと生クリームが贅沢。

「いちじく フルーツサンド」¥464

「いちじく フルーツサンド」¥464

むっちりと歯切れのよいミニ食パンで、生クリームとカスタードをサンドし、フレッシュないちじくをトッピング。すべてがグッドバランスで口の中で生まれる一体感が格別。

これからの季節はマスカットのフルーツサンドも登場予定だそう。

ADの後に記事が続きます

「いちごとプロシュートのバゲットサンド」¥518

「いちごとプロシュートのバゲットサンド」¥518

歯ごたえがよく香ばしいフランス生地のパンがまずおいしい。生ハムの塩気とクリームチーズ、いちごの酸味が合う。

「マッチャイチャイ」¥389

「マッチャイチャイ」¥389

抹茶を練り込んだブリオッシュ生地を、濃厚な抹茶チョコレートでコーティング。トップには特製のチャイスパイスをたっぷりとふって。異国情緒なニュアンスが今っぽい!

ADの後に記事が続きます

「バナナフリットのキャラメリゼサンド」¥518

「バナナフリットのキャラメリゼサンド」¥518

見た瞬間から「これ食べたい!」と思わせるシズル感たっぷりのビジュアル。チョコレートのドイツパンにカスタードとバナナフリット、キャラメリゼしたピーカンナッツがたっぷり。甘さ控えめのカスタードが、とろりしたバナナの甘さを引き立てる。

「トマト麻婆茄子サンド」¥605 

「トマト麻婆茄子サンド」¥605 

「アマムダコタン」の中華系サンドイッチファンは迷わずチェックしたい新作。雑穀をトッピングしたクラフトバンズで、揚げなす、さっぱりとした酸味のトマト麻婆をサンド。スパイシーでビールが飲みたくなる味。

ADの後に記事が続きます

「芋カヌレ」¥356

「芋カヌレ」¥356

ブリオッシュ生地で焼きいもをゴロゴロ包み、カヌレの型に入れて焼き上げたスイーツパン。焼きいもらしい自然な甘さにほっとする。

「プラリネファーブルトン」¥378

「プラリネファーブルトン」¥378

むにゅっとした生食感と卵感が好きなフランス・ブルターニュ地方の郷土菓子ファーブルトンを「アマムダコタン」流に表現。本家ファーブルトンより香ばしく焼き上げている。ヘーゼルナッツペーストの余韻が贅沢。

ADの後に記事が続きます

「自家製ツナとポテトエッグサラダ」¥529

「自家製ツナとポテトエッグサラダ」¥529

生地に卵白を入れ、しっとり柔らかく焼き上げたドイツ生地に自家製ツナとポテトサラダ、ゆでたまごをサンド。臭みのない自家製ツナと、細切りにしたじゃがいものシャキシャキ感がマッチ。

「マリトッツォアラモード」¥529

「マリトッツォアラモード」¥529

みんな大好きなプリンアラモードがマリトッツォに変身! 自家製のプリンはオーソドックスでどこか懐かしい味わい。生クリームにはほんの少しだけ洋酒を効かせて。写真映えも確実。満足感の高い一品。

ADの後に記事が続きます

「カボチャとモルタデッラとナッツソースサンド」¥486

「カボチャとモルタデッラとナッツソースサンド」¥486

雑穀をまぶしたドイツパンで、皮付きのままローストしたかぼちゃとボローニャの伝統的なソーセージ、モルタデッラのスライスをサンド。ナッツとピスタチオをすり混ぜたソースがあとを引く味わい。

5位「チョコレートサンド」¥453

5位「チョコレートサンド」¥453

ここからは編集部のイチオシ新作パンをランキング形式でお届け。

香ばしく焼き上げたフランス生地のパンで、「ミニマル」の板チョコレート「フルーティ」と国産バターをサンド。これだけでも間違いのないおいしさなのに、バターの下にはピーカンナッツのキャラメリゼもアクセントに隠れている。

ADの後に記事が続きます

4位「たまごのハニートースト」¥356

4位「たまごのハニートースト」¥356

あえて焦げ目をつけ、香ばしく焼き上げたハニートーストの上に、塩味の効いた卵のムースを絞ったパン。塩味と甘みのバランスがシェフの平子さんならでは。

3位「ピスタチオと紅茶のクリームパン」 ¥518

3位「ピスタチオと紅茶のクリームパン」 ¥518

ピスタチオと紅茶がこんなに好相性だったなんて! チョコレート風味の食パンの中に、ピスタチオの濃厚クリームがたっぷりとイン。

ADの後に記事が続きます
パン

アールグレイの茶葉が贅沢に使用されている。冷やして食べてもおいしい。

2位「たまごサンド」¥442

2位「たまごサンド」¥442

2位はこちら。パセリを入れてふんわり混ぜ合わせた卵サラダの上に、冷凍してから醤油漬けにした卵黄をのせて。ベースはグリル玉ねぎ。卵黄のトロトロ具合が絶妙で、エアリーなパンの生地と好相性。飲めるほど柔らかいとエディターも絶賛。