ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.223

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自治体独自の補助金や助成金

また補助金の話だね!

記事の閲覧数が多かったからまた補
助金の話にしたらしいよ。

裏事情言わないでよ。

補助金や助成金はみんなが気になる
テーマなんだね。

そうだね。でも他にも使える補助金
とかあるのかな?

たくさんあるらしいけどどれが使え
るか分からないよね。

補助されるならぜひされたい。

それは間違いないね。
この記事を書いた専門家

株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
パン屋・ケーキ屋さん向けに「自治体独自の補助金や助成金」について解説します。
地域限定の補助金・助成金とは?
パン屋・ケーキ屋を開業する際、国の補助金だけでなく、自治体(都道府県・市区町村)独自の支援制度も活用できます。
実は、これが非常に使いやすく、開業初期の費用負担を軽くしてくれる“穴場”の制度なのです。

【1】自治体独自の補助金とは
自治体ごとに「地域の商店街を盛り上げたい」「空き店舗を減らしたい」「創業を促進したい」という目的で、開業者向けの補助金を用意しています。
代表的なものは、
・創業補助金(創業支援事業)
・空き店舗活用補助金
・店舗改装補助金
・チャレンジショップ制度(家賃補助)
・設備導入補助金
これらは国の補助金より応募者が少なく、採択されやすい傾向があります。
【2】よくある補助金の内容
自治体によりますが、補助額や用途はおおむね次のようなイメージです。
●創業補助金
・補助率 1/2〜2/3
・上限 50〜200万円
・対象:店舗改装、機器導入、広告費など
●空き店舗活用補助金
・上限 100〜300万円
・対象:空き店舗を使って開業する場合の内装・設備
●家賃補助制度
・毎月3〜10万円を1〜3年間補助
・商店街活性化目的で実施されることが多い
パン屋・ケーキ屋のように地域密着型の業種は、自治体が特に支援したい業態でもあります。
【3】使いやすい理由
①採択率が比較的高い
国の補助金より競争が少なく、事業計画がしっかりしていれば通りやすいです。
②開業に直結する費用が対象
内装や厨房機器など“初期投資に使える”のが大きな魅力。
③地域の商工会議所がサポート
相談しながら書類作成ができるため、初めてでも安心です。
【4】注意点
自治体の補助金は、
・募集が年1回だけ
・エリア内での開業が必須
・予算枠が少ない
などの制限があります。そのため、開業地域が決まり次第、早めに情報収集することが重要です。

まとめ
地域限定の補助金は、パン屋・ケーキ屋の開業と相性抜群。内装・機器・家賃補助など、開業コストを大きく下げてくれる制度がたくさんあります。
「どの自治体に出店するか」を決める際、補助金の有無を比較するのも賢い選択です。

色々なHPを見て情報収集が大事だね。

開業や設備投資のタイミングも
大事だね。

次回は「事業譲渡とは?」を
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