ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.214

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経歴やコンテスト歴って重要?

コンテストの賞歴あると開業にも有利そうだよね。



僕は昔、書道コンクールに入賞したことあるよ。



絶対関係ないでしょ。



まーあってもいいけど、結局売れるかだからね。



今日は強気な発言。



まーでもある程度あったほうがいいかもね。



急に弱気。



みんな頑張れー。
この記事を書いた専門家


株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
パン屋・ケーキ屋さん向けに「経歴やコンテスト歴って重要? 」について解説します。
経歴やコンテスト歴って本当に必要?
開業で成功する人の共通点とは?
パン屋やケーキ屋を開業する人の中には、「有名店で修業していないけど大丈夫?」「コンクールで賞を取っていないと不利?」と不安に感じる方も多いでしょう。
結論から言えば、経歴やコンテスト歴は“あれば強み”、なくても成功は十分可能です。
大切なのは「お客様が何を求めているか」を軸に、お店の魅力をどう伝えるかです。


① 経歴・コンテスト歴が活きる場面
まず、経歴や受賞歴があると「信頼性」「話題性」の点で有利です。
特に開業初期は、お客様にあなたを知ってもらう段階。
「○○の有名店で修業」「○○コンクール金賞」などの実績は、初来店のきっかけをつくる強力なフックになります。
また、金融機関の融資審査でも「経験・実績」は評価されやすいため、自己紹介や創業計画書でしっかりアピールすべき要素です。
ただし、それは「売れるパン・ケーキを作れる」こととは別問題。技術力が高くても、商品設計や経営感覚が伴わないと長続きしません。
② 経歴がなくても成功できる理由
近年では、異業種からの開業でも人気店を作る人が増えています。
その理由は、SNSや口コミを活用すれば「お客様が共感するストーリー」を発信できる時代だから。
「会社員を辞めて挑戦」「子育ての合間に焼いたパンが評判に」など、等身大のストーリーが共感を呼び、地域で愛されるケースが増えています。
また、開業支援コンサルや専門学校のバックアップを受けることで、プロの現場経験がなくても必要なノウハウを補えます。
③ 大事なのは“経歴よりも信頼を積み上げる姿勢”
お客様は「どんな経歴の職人か」よりも、「また行きたい」と思える体験をくれるお店かを見ています。
清潔感のある店舗、丁寧な接客、安定した品質、そして「この店らしさ」があれば、自然とリピーターは増えていきます。
開業後に地域イベントや商工会、地元メディアへの掲載などで実績を積み上げれば、経歴が“後からできる”ことも珍しくありません。


経歴よりも「継続と発信」
パン屋・ケーキ屋で成功するために必要なのは、「経歴」よりも「継続して愛される努力」。
もし有名店出身ならそれを活かし、そうでなければ「自分らしい物語」を武器にすればいいのです。
お客様は“経歴”ではなく、“あなたの想い”に惹かれます。
それをどう伝えるかが、成功への第一歩です。



あくまでも強み。



経歴=繁盛店ではないね。



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