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教えてパン屋さん!廃棄リカバリー術ランキング

教えてパン屋さん!廃棄リカバリー術ランキング

売れ残りが“黒字のタネ”になる。現場が実践するリカバリー術とは?

今回は77名のパン屋さんに廃棄についてのアンケートを実施。
結果を見ると多くの店舗が廃棄予算を「売上の5%未満」に設定していました。

n=77

もちろんゼロにできれば理想ですが、実際はちょっとのロスが出るのがパン屋のリアル。
そこで皆さんが実践していたのが、「捨てる前に、もう一度チャンスを与える」ための工夫。
予想以上にバリエーション豊富で、しかもどれも明日から真似できる内容ばかりでした。さっそく、現場の声から生まれたリカバリー術をランキング形式で紹介します!

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第3位⭐販路変更という発想

第3位は 販路変更 という発想。売れ残りを「他の売り場で売る」だけで黒字化させる店が増えています。

<実際の回答例>
余ったパン → ラスク化→オンライン販売
人気食パンの“端” → スコーンやラスクにしてギフトセットへ
菓子系 → 冷凍発送で全国販売
前日のパン → 道の駅・マルシェでセット販売
惣菜パン → 飲食店のメニューへ卸す
小物パン → カフェのトッピングとして売れる

特に通販は「廃棄の行き先」から新しい事業ラインに昇格している店も出てきています。

第2位⭐フレンチ化・クリームリメイク化・焼き菓子化

フレンチトースト化はもちろん、今回は多様な変身レシピが集まりました。
特に目立ったのはこの3つ!

① フレンチ系
食パン → 厚切りフレンチトースト
バゲット → ワインと合うフレンチバゲット

② クリームリメイク化
パサつきが気になるパンもホイップで“しっとり系”にリメイク。
「翌日のパンでも十分おいしい」との声もあがりました。
パンの“弱点”をクリームで整えるので、理にかなったリメイクですね。

③焼き菓子化
余ったパンの端・小さな欠片 → バターと合わせて焼き菓子化
EC販売・ギフトパッケージと相性抜群
廃棄が焼き菓子の材料になるという、目からうろこのアイデアでした。

第1位⭐クロワッサンが生まれ変わる。「オザマンド化」は万能リカバリー

前日のクロワッサン → オザマンド(アマンド)へ再構築。
既に実践している店舗も多く見受けられました。

・アーモンドクリームを重ねるだけで“特別感”が出る
・サクッと感も復活しやすい
・原価の再投入だけで、しっかり売れる商品に変わる

最近は、抹茶クリーム・チョコ・柑橘などトレンドを取り入れたアレンジも増えていて、昨日の売れ残りが今日の目玉商品になる、頼れるリカバリー術でした。

まとめ

今回のアンケートで感じたのは、廃棄を「減らす」よりも どう生かし直すかに工夫が集まっているということでした。
前日のクロワッサンや食パンやバゲットを仕立て直して、新しい商品として蘇らせる店舗が多かったです。

さらに、余ったパンを通販やマルシェに回すことで、売れ残りが別の場所では売れ筋になるケースも増えています。

廃棄は「終わり」ではなく、お店の工夫次第で もう一度価値を持つ素材になる。そんな前向きな姿勢が、多くのお店に共通していると感じました。

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