sarkara 大井博司シェフに開業までのお話を伺ってまいりました。【洋菓子屋の開業ルームツアー vol.2】

sarkara 大井シェフの開業ストーリー
製パン製菓業界のリアルな現場をお届けする「開業ルームツアー」企画。
洋菓子屋のVol.2では、東京・sarkara(サルカラ)の大井シェフにご登場いただきました。
大井シェフがsarkaraを開業するまでの道のり、準備段階で苦労したこと、そして実際にお店をオープンしてから感じたことなど、開業にまつわるリアルな声を伺いました。
この記事では、ピンポイントで内容をご紹介。
動画を見てほしいので、写真は少なめで!
気になる方はぜひ動画を見てください!
モンサンクレールから独立へ——経験と想いの積み重ね
大井シェフは、辻口博啓シェフの「モンサンクレール」で新卒からシェフまで務めた後、ショコラブランドや他社の立ち上げ支援などを経て、2024年12月に自身の店「sarkara」をオープン。
「企業に属して商品を作るのではなく、自分のコンセプトでお菓子を届けたい」という想いが、独立の原動力になったと語ります。
物件探しに3年、開業準備は並行して
開業に向けて最も苦労したのは「物件探し」。なんと3年もの間、理想の場所を探し続けたそうです。
物件が決まる前からロゴや店名の構想は進めていたものの、内装業者の選定は最後の最後。長野の設計事務所に依頼し、柔らかく温かみのある空間が完成しました。
想定外の反響と若い客層
「近所の方が犬の散歩ついでに立ち寄るような店にしたかった」と語る大井シェフ。
しかし、SNSで話題となり、若い女性客が殺到。カフェと勘違いされることも多く、6席しかないイートインスペースでは対応しきれない場面も。
人気商品は「バニーユ」

ホワイトチョコとバニラのムースに、季節のコンフィチュールを挟んだケーキ「バニーユ」が特に人気。
見た目の可愛さもあり、若い女性客からの支持が高いそうです。
開業してみて感じたこと、そしてこれから開業する人へ
「細かい出費が本当に多い。税金や社会保険料など、見えないコストも含めてしっかり準備することが大切」と語る大井シェフ。
最後に、これから開業を目指す方へのメッセージとして、「とにかく細かいところまで準備を。走り出すと一気に加速するので、置いていかれないように」と力強い言葉をいただきました。
いつか開業を考えている方
最後に少しだけ…
グローアップでは製パン製菓業界の開業をサポートする無料の融資コンサルサービスがございます。今回のsarkaraさんも融資、事業計画書のお手伝いをさせていただきました。
また、サービス開始から2年余りで全国100件ものパン屋洋菓子屋のオープンをお手伝いさせていただきました。
こんな事聞いてもいいのかな?ということでも大丈夫です。
気になっている、いつか開業を考えているという方は、お気軽に下記からお問い合わせお待ちしております!
sarkara ショップデータ
「sarkara(サルカラ)」
〒154-0002 東京都世田谷区下馬2丁目36−1
定休日 : 月・火曜日
営業時間 : 10:00 ~ 18:00