気になる!パン屋の営業日数 最適なのは何日?

営業日数は「根性」ではなく「設計」で決める時代に

今回、パン屋・菓子店を対象に「週の営業日数」についてアンケートを実施したところ、最も多かったのは週5日営業でした。
全体の半数以上を占める結果となっています。

この結果には、今の現場の空気がそのまま表れているようにも感じられます。
少し前までは、営業日数は多いほど良いという考え方が主流でした。
休むことに対して、どこか後ろめたさを感じていた方も多かったのではないでしょうか。
しかし現在は、営業日を減らした後の売上状況についても、「まあまあ」「むしろ好調」という回答が多く見られました。
営業日を減らすことが、必ずしも売上の低下につながるとは限らない。
そのような現実も見えてきています。

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営業日を減らす理由はとても現実的
アンケートの回答を拝見すると、理由はとても現実的なものでした。
「仕込みまで含めると十分に休めない。」「臨時休業が増えてしまう。」「家族との時間が取りづらい。」「人が採れないし育てる余裕もない。」
どれも特別な話ではなく、多くのお店がどこかで感じていることではないでしょうか。
最近は、飲食や小売業全体でも、営業時間や営業日を見直す動きが出ています。
ただ、パンや菓子は製造を伴う分、負担が見えにくい業態です。
だからこそ、営業日数の見直しは、想像以上に重要なテーマになってきているように感じます。
週5日営業は「守り」に見えて、実はとても戦略的
週5日営業という選択は、単純に休みを増やすという意味ではありません。
・製造量を調整する。
・ロスを減らす。
・仕込み時間を確保する。
・商品構成を整理する。
こうした積み重ねの結果として、営業日数を決めているお店も増えています。
また最近は、価格についての考え方も少しずつ変わってきました。
原材料費や人件費、光熱費が上がる中で、「品質を守るための価格」を理解してくださるお客さまも増えています。
海外では、クラフトベーカリーを中心に営業日を絞るお店も増えています。日本でも、同じ流れは少しずつ広がっていく可能性があります。

まとめ
営業日数に、絶対的な正解はありません。
ただ今回のアンケートを見る限り、週5日という形は、今の現場にとってかなり現実的なラインになってきているのかもしれません。
売上だけではなく、品質や人材や体力。そして、気持ちの余裕。
それらすべてのバランスの上に、営業日数があるのだと思います。
無理を続けることよりも、続けられる形を作ること。その考え方は、これからさらに広がっていくのではないでしょうか。
営業日をどうするかは、「どれだけ働くか」ではなく、「どれだけ長く続けていけるか」。
そんな視点で考える時代に入ってきているのかもしれませんね。
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