天板で焼成の安定も、現場のストレスも、すべて変えられる!?_vol. 2

効いてくるのは「軽さ」 疲れを減らす天板選びと、”強化アルミ合金”を選ぶ理由
こんにちは、三能ジャパン食品器具株式会社です。
天板の話になると「価格」や「大きさ」「離型性」などが先に語られがちですが、現場でまず効いてくるのは“軽さ”です。
持ち上げる回数が多い道具だからこそ、1kgの差が積み重なると疲労のたまり方が変わってきます。三能グループには「軽い=弱い」を覆すための、“強化アルミ合金×適切な板厚”という設計があります。
1. 「まず効くのは『軽さ』 労務改善としての天板選び」

天板の話をすると、「価格」「大きさ」「離型性」「耐久性」などが先に語られがちです。でも私たちがまずお伝えしたいのは、軽さが“労務改善”になるということです。
現場では、天板を持つのは焼成の瞬間だけではありません。仕込みで並べる、ホイロへ運ぶ、焼成後に出す、冷ます、次の工程に回す、洗う、乾かす、片付ける。この一連の中で、天板は1日に何度も持ち上げられます。そこにパン生地が乗れば、重量はさらに増えます。
目安としては同サイズでも「アルタイト製天板:約2kg、アルミ合金製天板:約1kg」と1枚あたり1kg程度の差があります。
たった1kgの差に見えても、“回数”が積み上がると体への負担は別物です。忙しい日ほど、気づかないうちに肩や腕、腰に疲労が溜まっていきます。
また近年では、厨房で活躍する女性も増えています。女性に限ったことではありませんが、身長や体力、持ち方などの違いもあり、とくに手首や腕に負担が溜まりやすく、腱鞘炎などで「慣れてきたのに業務を続けられない」というケースも耳にします。
だからこそ、天板の軽量化は「便利」ではなく、疲れが溜まりにくい現場をつくるための “道具からの労務改善” だと私たちは考えています。
2. 『アルミ=柔らかい』を覆す。強度の高い三能グループのアルミ合金天板

アルミ天板に対して、「薄くてベコベコになる」「すぐに変形してしまう」「高いのに長持ちしない」などのイメージを持っている方も少なくありません。
このイメージが残っている理由はシンプルで、過去に市場で多かった「薄く」「強度の低い」“アルミ天板”が、実際にそうだったからです。
だからこそ私たちは、ここを明確に区別してお伝えします。私たちが扱うのは、いわゆる“ただのアルミ”ではなく、“強度を高めたアルミ合金製”。
さらにアルミ合金の厚さも、用途や仕様・大きさなどにあわせて1.2mm~1.5mmの適切な板厚の材料を選び、現場で使い込んでもヘタりしらずの強度を確保しています。
「軽い=弱い」ではなく、“軽いのに強い”。
この前提が成立してはじめて、天板の軽量化は労務改善として機能します。
さらに、天板は「使えればいい」「焼ければいい」ではありません。変形や歪みが進むと、接地面が変わり、熱の当たり方に差が出やすくなります。これが焼きムラや焼成のブレにつながってきます。
だからこそ、材質と適切な板厚は“強度のため”だけでなく、焼成の安定に関わる設計要素でもあると私たちは考えています。
アルミ合金天板の材質と板厚は、単なるスペックではなく、
• 取り回しの軽さ(労務)
• 変形しにくさ(安定)
• 毎日の扱いやすさ(継続)
この3点を同時に成立させるための土台です。
3. 「熱伝導率」 焼き上がりまでの“時間”にも効く
天板の材質で見落とされがちなもう1つの要素が、熱の入り方(熱伝導率)です。
鉄(アルタイト)は蓄熱性がある一方で、天板そのものが温まるまでに時間がかかりやすいという特徴があります。
しかし現場では“天板まで余熱する運用”は難しく、冷たい天板がオーブンに入ると、天板が温まるまでのタイムロスが起こり得ます。その点、アルミは熱が入りやすく、「焼き上がりまでの時間」を短縮しやすい材質だと考えています。
焼き上がりのスピードは、段取り・回転率・人の動きに直結します。天板を変えることは、結果として“時間のロス”を減らすことにもつながるといえます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は、「長持ち」と「剥がれ」で効く!三能グループ独自の表面処理技術である「ナノコーティング」について、お伝えいたします。
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