リシェ・遠藤シェフのSNS発信の極意~美しいヴィエノワズリーをどう届けるか~

リシェ・遠藤シェフのSNS発信の極意~美しいヴィエノワズリーをどう届けるか~
思わず手に取ってしまうほど美しいヴィエノワズリー。その造形美で多くのお客様を惹きつける「ラ ブランジェ リシェ」の遠藤シェフは、発信の仕方が優れています。遠藤シェフのインスタグラムはフォロワーが12万超!SNSを見て海外のシェフからの連絡がくることがあるとか。ヴィエノワズリーの完成度を高めるだけでなく、SNSでどう見せるか、どんな人に届けるか、その設計までが仕事の一部だと言います。

写真より動画!ライブ感を届ける発信!
遠藤シェフが重視しているのは 動画の力です。
「静止画よりも、折り込み生地の動き、焼き上がりの膨らみ、ナイフを入れたときの層のほどけ方。ライブ感があったほうが、お客様の心が動きます」
インスタグラムでは、動画を投稿し、ストーリー・リールを中心に発信し、パンが生まれる瞬間をそのまま届けています。
その積み重ねが食べてみたいというお客様の衝動につながるのだと語ります。

3言語対応のストーリー投稿で海外ファンを呼び込む
ストーリー投稿は 日本語・英語・中国語 の3言語で投稿することもあるそうです。
観光客や海外在住のフォロワーからの反応も多く、「タクシーで店に来て写真を撮っていくお客様もいるほど」になったと言います。
特にヴィエノワズリーは欧州・韓国での人気が高く、海外トレンドが日本のパンシーンにも影響を与えています。
「世界でどう盛り上がっているかは常に見ています。韓国は美的感覚が鋭く、ヨーロッパは構成力が強い。学ぶことが多いですよ」と遠藤シェフは分析します。
「誰にどのように届けるか」を明確にする
遠藤シェフが最も大事にしているのは どのような意図で誰に見せたいのか?を明確にすることです。
インスタグラムはビジュアルが優位のSNSなので、写真や動画で魅せることが大事だと考えていいます。誰にむけて発信しているのかわからないひとりよがりな投稿はしないようにしているとのこと。
「SNSはきれいなものを置く棚と言えます。そこに並べる以上、美しくて当然。世界の人が見ても胸を張れるものを投稿しています」

SNSはもうひとつのショーケース
店頭の売場と同じように、SNSもまた店の世界観をつくる大切な場です。
その意識があるからこそ、遠藤シェフの発信は多くの人に届き、ファンを惹きつけ続けています。
「作るだけでは足りなくて、届けるところまでが自分の仕事。美しいヴィエノワズリーを見て、お客様が“わぁ!”ってなる瞬間が好きなんです」と遠藤シェフは語ります。
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ラ ブランジェ リシェ 遠藤 信行

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この記事を書いたライター

株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣
インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味
