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ケーキの販売価格の全国平均は?

ケーキってどこの地域で一番安く買えるかな?



自分ちで作れば安く作れるよ!



それは無し。



都内は高そうなイメージあるよね。



そうだね。観光地も高そう。



地域需要にも大きく影響しそうだけど。



確かに。全国平均はどれくらいかな?



販売価格の基準になるかもね。
この記事を書いた専門家


株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
ケーキの販売価格の全国平均は?


ケーキ屋やパン屋を経営する際、商品の販売価格を適切に設定することは、利益確保と顧客満足の両面で非常に重要です。
以下に、最新のデータを基に、ケーキの販売価格の全国平均や地域差について解説します。
1. ケーキの全国平均価格
総務省統計局の小売物価統計調査によると、2025年1月時点でのケーキ1個(ショートケーキなど)の全国平均価格は498円となっています。
2. 地域別の価格差
同じ調査によれば、地域によってケーキの価格には差があります。
例えば、2025年1月時点でのデータでは、最も高い都市は京都市で634円、最も安い都市は長野市で385円となっています。
3. クリスマスケーキの価格動向
特別なイベント時のケーキ価格も注目すべきポイントです。
帝国データバンクの調査によると、2024年のクリスマスケーキ(ホール型5号、4~6人向けサイズ)の平均価格は4,561円(税抜)で、前年から149円(3.4%)の値上げとなりました。
4. 価格設定のポイント
価格設定においては、以下の点を考慮することが重要です。
【原価率の管理】
一般的に、飲食業界では原価率を30%程度に設定することが推奨されています。
例えば、原材料費が150円の商品であれば、販売価格は約500円(150円 ÷ 0.3)となります。
【地域の市場調査】
前述の通り、地域によって価格差が存在するため、出店エリアの市場価格を調査し、適切な価格帯を設定することが重要です。
【ターゲット層の明確化】
高級志向の顧客をターゲットにする場合、高品質な材料を使用し、それに見合った価格設定が適切です。
一方、日常的に利用してもらいたい場合は、手頃な価格設定が求められます。


まとめ
ケーキの販売価格は、全国平均や地域差、原材料費の動向など、多くの要素に影響されます。
最新の市場データを参考にしつつ、店舗のコンセプトやターゲット層に合わせた価格設定を行うことで、顧客満足度を高め、持続可能な経営を実現することができるでしょう。



昔に比べたらずいぶん値上げしてるよね。



材料も労務費も高騰してるからね。



次回は「パンの販売価格の全国平均は?」をお届け
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