【パン屋開業のリアル】「動力」「家賃」で悩んだら見て。良い物件を“本当に”自分のものにするまでの軌跡

「いつか自分のパン屋さんを開きたい」
パン作りに情熱を注ぐ人なら、誰もが一度は描く夢ではないでしょうか。
しかし、その夢を実現するまでの道のりは、決して平坦ではありません。理想の物件が見つかっても、動力は?家賃は?資金計画は?と、次々に現実的な課題が立ちはだかります。
今回は、そんな険しい道を乗り越え、夢を形にした一人のシェフの物語をご紹介します。
大阪・兵庫の人気店「サニーサイド」で10年以上も腕を振るったシェフが、ご自身の店をオープンするまでには、どのようなドラマがあったのでしょうか。
開業を目指すすべての方に贈る、リアルな成功事例です。
初回無料相談のきっかけ
弊所のお客様であるシェフの方からのご紹介が、古澤様との最初の出会いでした。その方は、古澤様が「サニーサイド」で共に働いていたご同僚だったそうです。
ご相談にいらっしゃったのは、まさに「ここだ!」と思える良い物件を見つけられた絶好のタイミング。しかし、パン屋に不可欠な動力(電気容量)を確保できるか不明という大きな懸念点を抱えていらっしゃいました。
このように、信頼できる方からのご紹介で弊所にご相談いただくケースは少なくありません。内装業者さん探しなどと同じく、専門的なサポートは信頼できる人からの紹介が一番安心できる、ということかもしれません。こうした繋がりが、開業という大きな挑戦において心強い支えとなります。

ご相談からオープンまで
ご相談時、古澤様はまだ前職のパン屋さんにお勤めでした。
物件の動力問題に加え、事業の根幹となる「家賃」についてもご相談がありました。売上に関わらず毎月発生する固定費だからこそ、誰もが慎重になるポイントです。
初回無料相談から約3ヶ月後に正式にご契約。その後も2回ほどご連絡を取りながら、現状のヒアリングやアドバイスをさせていただきました。そして、最初のご相談から約1年後、ついにご自身のパン屋さん「gruppetto」をオープンされました。

オープンまでの素晴らしい行動力
古澤様が開業準備期間中にされていた、特筆すべきことをご紹介します。
■ベーカリー座談会への参加
弊所主催の、現役オーナーが集う座談会にも積極的にご参加。多忙な中でも「面倒がらずにインプットする」という前向きな姿勢が印象的でした。すでに開業している先輩たちの生の声は、何よりの学びになります。
■100店舗以上のパン屋さんを訪問・記録
驚くべきは、そのリサーチ量です。なんと100店舗以上のパン屋さんを訪問し、ただ見るだけでなく、詳細な記録を残されていました。この地道な努力が、ご自身の店のコンセプトや商品作りに活かされています。
■オープン前の「試し売り」
店舗完成後には、内装工事を担当した業者さん向けに試作品のパンを販売。プレオープンやご近所様への試食会など、オープン前に自分のパンのファンを作る工夫は、スムーズなスタートダッシュに繋がります。
開業を目指す方へ:弊所からのアドバイス
古澤様の事例にも関連する、開業で多くの方が悩む2つのポイントについて解説します。
1. 「初期コスト」と「固定費」どちらを優先すべきか?
・毎月の固定費は高くなるが、初期費用を抑えるべきか。
・初期費用が高くなっても、毎月の固定費を抑えるべきか。
弊所では、迷わず「後者(固定費を抑えること)」をおすすめします。なぜなら、開業後に固定費を削減するのは極めて困難だからです。もちろん金額や条件にもよりますが、長期的な経営を見据えれば、月々の負担は少しでも軽い方が賢明です。
2. お店の「規模」はいつ決めるべきか?
・一人で製造するのか、スタッフを雇うのか。
・最初は小さく始めて、経営が安定したら規模を大きくすべきか。
これも、最初から「将来ありたい姿」に合わせた規模で始めることをおすすめします。途中で製造量を増やすために厨房を拡張したり、人員を増やしたりするのは、想像以上に大変なことです。「経営が安定したら…」ではなく、「お店を大きくしたい」という目標があるなら、そのための設備や人員計画を初期段階で組み込むことが成功への近道です。
一人での判断が難しいと感じた時、専門家の意見を聞いてみたい時、ぜひお気軽に弊所の初回無料相談をご利用ください。

gruppetto
住所:〒5630021 大阪府池田市畑3-9-11
最寄り駅:箕面駅より車で5分、畑(バス停)より徒歩1分
営業時間:9:00〜17:00(売り切れ次第)
定休日:月曜日、火曜日、金曜日
※お取り置きはしていません
※持ち帰りのみ