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正論だったけど… モヤっとした上司の一言!

正論だったけど... モヤっとした上司の一言!

その一言に、なぜ引っかかったのか

「正直、いらッとした上司の一言は?」全国のパン屋さん・洋菓子屋さんに少しドキッとするアンケートを実施いたしました。
集計してまず見えてきたのは、言われた内容そのものに怒っているケースは、実は多くなかったという点です。

n=34

技術的な指摘や仕事の進め方については、「言われていることは正しい」「必要な指導だと思う」そう前置きしたうえで、モヤっとした感情を吐き出す回答が目立ちました。

今回のアンケートでは、上司の言葉に対する不満というより、現場で起きている伝わり方のズレが浮き彫りとなりました。

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いらッとした原因は「言葉」より「タイミング」

アンケートで特に多かったのが、「忙しい時に言われた一言」へのストレスです。
・ピーク中
・仕込みが立て込んでいる時
・ミスをリカバリーしている最中
こうした状況で投げかけられた「前にも言ったよね?」「なんでこうなるの?」といった言葉は、内容以上に心に刺さりやすくなります。

心理学の分野でも、強い負荷がかかっている時ほど、人は言葉をネガティブに受け取りやすいと言われています。
(※感情労働に関する研究でも指摘されています)

現場では「今じゃない」という感覚が、イラッとした気持ちの正体だったのかもしれません。

「分かってるでしょ?」が一番つらい

次に目立ったのが、“前提を省略した一言”への反応です。

・「普通こうするよね」
・「見て覚えて」
・「前にも言ったでしょ」

上司側にとっては、「もう伝えた」「何度も見せた」という感覚。
一方で、言われた側は「理解が追いついていない自分を責められている」
と感じやすくなります。

アンケートには「分からないから聞きたいけど、聞きづらくなった」「怒られる前提で会話が始まる感じがつらい」といった声も見られました。

技術以前に、“質問していい空気かどうか”が、現場のストレスを左右していることが分かります。

感情が乗った一言は、長く残る

内容以上に強く記憶に残っているのが、感情がそのまま乗った一言です。

・疲れた口調
・イライラした態度
・投げやりな言い方

アンケートを見ると、「何を言われたか」よりも「どんな雰囲気で言われたか」を覚えている人が多いことが分かります。
興味深いのは、多くの回答が「忙しいのは分かっている」「余裕がないのは理解している」と、上司を気遣う言葉を含んでいた点です。

それでも、感情がぶつかった瞬間は、指導ではなく“攻撃”として受け取られてしまう。このズレが、現場に溝を作ってしまうのかもしれません。

その一言は、誰かを責めるためじゃなかったはず

☑忙しさ
☑余裕のなさ
☑伝える側と受け取る側の視点の違い

その積み重ねが、ちょっとした一言をいらッとする言葉に変えてしまう。それが、現場のリアルです。

もし過去に「こんなつもりじゃなかったのに」と思った経験があるなら、それは相手も同じかもしれません。

言葉ひとつで、現場の空気は変わります。だからこそ、お互い一言一言に思いやりをもって、日々の業務にあたりたいですね。

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