ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.204

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日本公庫と民間金融機関はどっちが良い?

公庫と民間金融機関の違いは?



名前かな?



変更が適当過ぎでしょ。



どっちでもいいでしょ。
お金貸してくれるなら。



でも条件とか違うかもよ。



僕は公庫からしか借りてないから
分からないや。



違いがよく分からないよね。



みんな頑張れー
この記事を書いた専門家


株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
パン屋・ケーキ屋さん向けに「公庫と民間金融機関の違い」について解説します。
パン屋やケーキ屋を開業する際、避けて通れないのが「資金調達」。融資の選択肢は大きく分けて、日本政策金融公庫(以下、公庫)と民間金融機関(銀行や信用金庫)があります。
それぞれにメリットと注意点があり、どちらが良いかは状況次第です。


公庫の特徴とメリット
【創業者にやさしい】
創業期の事業者向け制度が充実。無担保・無保証の融資も可能です。
【金利が低め】
一般的に年2~3%台と有利な条件で借りられます。
【長期返済が可能】
設備資金は最長20年、運転資金も最長7年程度と返済負担を抑えやすい。
【審査のポイントが分かりやすい】
自己資金、経験、事業計画書の3点が重視されます。
民間金融機関の特徴とメリット
【地域とのつながりが強い】
信用金庫などは地域密着で、将来の追加融資や店舗移転、設備増強時の相談もしやすい。
【取引実績が築ける】
開業後の売上入金口座や決済、借入を同じ銀行にまとめることで、信用が積み重なります。
【制度融資の活用】
自治体の保証付き融資を組み合わせると、公庫並みの低金利になるケースもあります。
どちらを選ぶべきか?
開業時点では、経験があっても実績がないため、公庫を利用するケースが多いです。
創業者向けに特化した制度が豊富で、初期投資の大きいパン・ケーキ業界に適しています。
一方、将来的に事業を拡大したい方、地域で長くお店を続けたい方は、民間金融機関との関係づくりも大切です。
公庫でスタートし、その後民間金融機関との取引を広げるという流れが理想的でしょう。
無理のない返済計画を立て、「借りやすさ」だけでなく「将来のつながり」も考えて選ぶことが、安定経営への第一歩です。


まとめ
パン屋やケーキ屋として事業を運営する際、オーブンや冷蔵ケースなどは高額な償却資産であり、償却資産税がかかる重要な対象です。
申告漏れがあると追徴や罰則のリスクもあるため、毎年1月末の申告期限が近づく前に対象資産を整理し、漏れなく自治体へ届け出ましょう。
しっかりとした資産把握と適正申告が、安心の店舗運営につながります。



民間金融機関は具体的に保証会社を付けるよ。



入金は公庫の方が早いよ!



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