若い頃の夢は、パン屋じゃなかった? それでも選んだ「今」の仕事に、誇りがある
「パン屋じゃなかったら何になりたかった?」——そんな問いに、22名の現役パン職人が答えてくれました。
もっとも多かったのは「その他(消防士・アナウンサーなど)」に次いで、「クリエイター」「スポーツ選手」「医療系」「美容系」と続きました。

これらの職業に共通するのは、いずれも“人に影響を与える”という側面を持っていること。
つまり、パン職人たちは「人の役に立ちたい」「喜ばせたい」と思う気持ちを、別の道でも持っていたのです。
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夢を捨てたのではなく、別の形で叶えていた?
「昔は芸術系の仕事に憧れていたけれど、今はパンを“作品”として表現している」
「スポーツ選手にはなれなかったけど、体力勝負の現場で自分を活かせている」
「美容の世界に興味があったけれど、パンの見た目を意識して焼くのが楽しい」
こんなふうに、夢の“根っこ”は今の仕事にちゃんと活きています。
アンケートでは、「やっぱり今の仕事でよかった」と答えた人が過半数を占めました。
パン職人という仕事は、想像以上に多彩なスキルや感性を活かせるフィールドなのです。
「パン屋を選んだ理由」が、意外に熱い
アンケートでは「なぜパン屋になったのか」という自由回答も聞いています。
そこには、以下のような声がありました。
「学生時代、手に職をつけたくて飲食を志した。パンの奥深さに惹かれた」
「天職だと思ったから」
「食べて美味しかったパンに衝撃を受け、自分も作ってみたくなった」
「ふと働いてみたパン屋で、どんどんハマっていった」
つまり、「パン職人になることを最初から夢見ていたわけではないけれど、続けるうちにやりがいを見つけた」という人が多かったのです。
これは、人材育成や採用にもヒントになりそうです。

遠回りこそが、誇れるキャリアになる
夢は、ひとつの通過点。
パン職人たちは、自分の中にあった「好き」「憧れ」「やってみたい」という気持ちを、パンというかたちで今も表現し続けています。
オーナーやマネージャーの方にとっても、「パン屋になるとは限らない」若い人材にどう魅力を伝えるかを考えるうえで、この結果はヒントになるはず。
「パン屋でよかった」と思える日々を、いま一度見直してみてはいかがでしょうか。
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