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5分でわかるエンサイマダ ~歴史・起源・雑学~

5分でわかるエンサイマダ ~歴史・起源・雑学~

エンサイマダの歴史と魅力を探る

エンサイマダ

スペイン発祥のエンサイマダ。
現在は日本のパン屋さんでも見かけることが増えてきましたが、その歴史は長く文化や宗教、貿易とも深く結びついています。

本記事ではそんな「エンサイマダ」の魅力とともに、起源や歴史などの雑学を紹介!

エンサイマダの起源と歴史

エンサイマダ

詳しくはスペイン・バレアレス諸島のマヨルカ島が発祥とされ、17世紀にはすでに記録が残っているエンサイマダ。

名前はラードを意味する「saïm(サイム)」が由来と言われており、生地にバターではなくラードを折り込み、薄く伸ばして巻き込み、渦巻き状に成形するのが特徴です。
19世紀にはマヨルカ島からフィリピンへ伝わり、現地でも「エンサイマダ」として定着。チーズや塩卵をトッピングするなど、独自の進化を遂げアジアでも深く根付いたパンとなったのです。

エンサイマダの製法と特徴

エンサイマダ

パン作りにバターを使うのが当たり前になった現代において、ラードを主役に据えたレシピは珍しく感じられるかもしれません。
しかし、ラードは常温での保存性や伸びの良さ、発酵時の扱いやすさという利点を持っています。

また、薄く伸ばして渦巻き状に成形するのが特徴ですが、この独特の成形には単なる見た目のためではなく、表面のサクサク感と中のふんわり感を両立させる効果があります。

渦巻きに込められた意味?

エンサイマダ

渦巻き状に形成することを特徴として挙げましたが、実は渦巻きは“シンボル”としての意味も語られています。
一説には「永遠」を象徴する形ともいわれ、祭事や祝い事で振る舞われることも多いそうです。

マヨルカ島の観光土産としては、渦巻き型の専用ボックスに入った巨大サイズが定番だそうで、特大エンサイマダをお土産に抱えて帰る観光客の姿が島の日常風景の一部になっているそうです。

サクッとまとめ!

エンサイマダは、単なる「渦巻き状の甘いパン」ではありません。マヨルカ島の気候や宗教、食文化の影響を受けながら、ラードという油脂を巧みに使い、祭事や日常の食卓に根付いた長い歴史を持っています

この記事を通じて、パン業界の皆様にエンサイマダの魅力を再発見し、新たなインスピレーションを得ていただければ幸いです!

5分でわかるエンサイマダ ~歴史・起源・雑学~

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