5時から仕込みが最多!?パン屋の朝時間を徹底調査

「パン屋は朝が早い」──そんなイメージを持つ人は多いはず。

今回、全国74名のパン屋さんに「一番早い始業時間」を聞いたところ、実際には5時スタートが最多(31.1%)という結果に。
一方で、深夜の1〜2時から仕込みを始めるお店もあれば、6時以降に動き出すお店もあり、スタイルはさまざま。
この記事では、アンケートの結果をもとに、「なぜこの時間帯に多いのか?」をわかりやすくご紹介します。

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「5時スタート」が一番多い理由
アンケートでは5時台が23件(全体の約3割)で最多でした。
理由はシンプルで、開店にちょうど間に合う時間帯だからです。
例えば7時半や8時にオープンするお店なら、5時から始めればパンを焼き上げ、店頭に並べる準備ができます。
また、「夜の22時〜朝5時までは深夜割増で人件費が高くなる」という法律の事情もあり、できれば5時以降に始めたいというお店が多いようです。
「早すぎる派」と「ゆったり派」に二極化
アンケートでは3時以前に始める超早朝派が約15%。一方で、6時以降に始める“ゆったり派”も18%いました。
【超早朝派のお店】
開店時に商品をずらっと並べたい、種類を多く焼きたい、仕込みに時間がかかる──そんな理由で真夜中から仕込みを始めています。
ただし、「めちゃくちゃ早い」と感じる声も多く、体力的にはやはり負担が大きいようです。
【ゆったり派のお店】
一方で6時以降に始めるお店は、冷凍生地や前日仕込みを活用したり、オープンを少し遅めに設定したりして、働きやすさを重視しています。
最近は「無理なく続けられる働き方」を意識する店も増えているようです。
「ちょうどいい」は6割以上
「今の仕込み開始時間はどうですか?」という質問には、
ちょうどいい!…60.8%
少し早い…31.1%
めちゃくちゃ早い…8.1%
という結果でした。
つまり、多くのお店が「うちはこの時間で回せている」と感じています。
ただし、真夜中に始めているお店ほど“早すぎる”と感じやすい傾向があり、工夫次第で少しでも負担を減らせそうです。

まとめ
アンケートから見えてきたのは、一番多いのは「5時スタート」。
けれど「超早朝型」と「ゆったり型」の二極化も進んでいるという実態でした。
「パン屋はとにかく早起き」という固定観念はあっても、実際には工夫次第で朝のスタイルは変えられることがわかります。
深夜からの仕込みが当たり前だった時代から、「効率化」「働きやすさ」を考えた朝に移行しているお店が増えているのではないでしょうか。
この記事が、忙しい皆さんの朝の時間の使い方の参考になれば幸いです。
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