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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.158

開業01

借入期間ってどれくらい?

【この記事を書いた専門家】
株式会社グローアップ 石井匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格 ・FP2級取得 ・宅地建物取引士取得

パン屋やケーキ屋を始める際、店舗の立ち上げや設備購入などで資金が必要になることが多いです。 そのため、銀行や金融機関からの借入を検討する方も少なくありません。 しかし、借入期間をどう設定するかは経営に大きな影響を与える重要な決断です。 ここでは、借入期間を決める際に考慮すべきポイントを解説します。

1. 借入期間の基本的な考え方

借入期間とは、借りた資金を完済するまでの期間を指します。 この期間は、短すぎると毎月の返済額が大きくなり、キャッシュフローに負担がかかります。 一方で、長すぎると支払う利息の総額が増え、結果として資金コストが高くなります。 そのため、自店の収益状況や今後の売上見込みを踏まえ、無理のない範囲で返済できる期間を設定することが大切です。

2. パン屋・ケーキ屋特有の考慮事項

パン屋やケーキ屋を運営する際、設備投資の金額が高額になる傾向があります。 オーブンや冷蔵庫、ミキサーなどの厨房機器は長期間使用できるため、その耐用年数に応じた借入期間を設定するのが一般的です。 例えば、10年間使用可能なオーブンに対する借入であれば、借入期間も10年を目安にすることで、返済計画が無理なく進められます。

3. 収益予測に基づいた設定

借入期間を決める際には、店舗の売上予測が重要です。 開業から軌道に乗るまでに一定の時間がかかることを考慮し、初年度の売上が低めに設定される場合でも対応できるような期間を選びましょう。 また、返済額が月々の利益を圧迫しないよう、シミュレーションを行うことをおすすめします。

4. 利息の負担も考慮する

借入期間が長くなると、月々の返済額は軽減されますが、支払う利息の総額が増える点に注意が必要です。 そのため、売上や利益が安定してきた段階で繰上返済を検討することも一つの方法です。 利息の削減効果が大きいので、事前に金融機関に繰上返済の条件を確認しておくとよいでしょう。

5. 金融機関との相談を大切に

借入期間の設定に迷った場合は、金融機関の担当者と相談することをおすすめします。 パン屋やケーキ屋の事例に詳しい担当者であれば、業界特有の状況を踏まえたアドバイスを受けることができます。 また、補助金や助成金の活用も含めて、最適な資金計画を一緒に考えてもらいましょう。

まとめ

借入期間の設定は、パン屋・ケーキ屋を成功させるための重要な要素です。 設備投資や売上見込みを踏まえた現実的な計画を立てることで、無理なく返済を進めながら、事業の成長に集中することができます。 金融機関や専門家のサポートを活用しながら、最適な期間を選びましょう。

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