「小麦って体に悪いんですよね?」の声に、どう返す?

ここ数年、「小麦=悪」という風潮を見かけることが増えてきました。
SNSやテレビ、書籍などで“グルテンフリー”や“糖質制限”といった言葉が広まり、
パン屋さんでもお客様からこう聞かれることがあるかもしれません。
👧「小麦って、太るんですよね?」
👵「パンって、健康に良くないって本に書いてあったんですけど…」
こんな時、どう返すのがいいでしょうか?
この記事では、よく誤解されがちなキーワードの正しい意味をやさしく解説しながら、
パン屋さんとしての“伝え方のコツ”をご紹介します!
「小麦は悪者?」という誤解の背景にあるもの

まず、大前提として――
✅ 小麦は悪者ではありません。
小麦が健康に悪いという印象は、主に以下のようなブームや誤解から来ています:
✅ 『グルテンフリー』ダイエット(アスリートが実践して話題に)
✅ 『小麦断ち』をテーマにしたベストセラー本(例:Wheat Belly)
✅ 糖質制限ブーム(炭水化物全般が悪者扱い)
でも、これらの情報の多くは特定の人には必要でも、万人向けではないことがポイントです。
医学的に見た「小麦・グルテン」って?
📚 出典:国立健康・栄養研究所、米国食品医薬品局(FDA)ほか

つまり、「特定の人にとって制限が必要」なだけであって、大多数の人にとって小麦は、栄養価のある穀物なんです。
パン屋さんはどう説明すればいい?

では、パン屋さんが聞かれた時にどう答えれば、角が立たず、安心感を与えられるのでしょうか?
🗣️よくある質問と、やさしく伝える答え方【会話例付き】
❓「パンって太るんですよね?」
💬 やさしい答え方:
「食べすぎれば何でも太っちゃいますよね(笑)
でもパンって、朝食や軽食に取り入れやすいエネルギー源なんですよ。
全粒粉のパンなんかは、食物繊維も摂れて意外とヘルシーなんです」

❓「グルテンって体に悪いって聞いたんですけど…」
💬 やさしい答え方:
「グルテンを控えた方がいい体質の方もいらっしゃいますが、
特にアレルギーなどがなければ、気にせず楽しんでいただいて大丈夫ですよ。
小麦にはたんぱく質やミネラルも含まれていますし、バランスが大事ですね」

❓「最近、小麦は控えたほうがいいって話題ですよね?」
💬 やさしい答え方:
「そういう情報もよく見かけますよね。
でも小麦=悪いというわけではなくて、
“体に合う食べ方”を見つけるのが大切かなと思います。
当店では国産小麦や全粒粉を使ったパンもご用意してますので、
気になる方はぜひ試してみてくださいね」
✅ポイント:否定せず、共感して、安心できる言葉で返す
パン屋さんとしてはつい「それは違います!」と説明したくなりますが、
お客様に安心してもらうには「共感→選択肢の提示→知識の共有」の流れが効果的です。
【番外編】まだある!誤解されがちな“パン関連ワード”

まとめ:知識は武器、でも伝え方は“やさしく”

パン屋さんは、ただパンを売るだけでなく、パンに関する“ちょっとした説明役”でもあります。
今は情報があふれる時代。お客様が不安になるのも当然です。
だからこそ、知識をやさしく伝える力が、これからますます大事になるはず。
「パンっておいしいだけじゃなくて、ちゃんと向き合ってるんだな」そんな風に思ってもらえたら、それはもう立派な“接客”です。