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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.191

ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.191 リースの活用

▼前回の記事はこちら

リースの活用!

リースは初期費用抑えられるよね。

1000万円ぐらいリース契約したいな。

そんなに金額出ないでしょ。

リースも審査あって、開業時は厳しいんだよね。

そうだね。人にもよるけど、そんなにたくさんできる人は少ないみたい。

銀行審査もリース審査も開業は審査ばっかだね。

もう少し開業者に優しい世の中にしてほしい。

これからの時代を背負っていってくれ~

この記事を書いた専門家

石井

株式会社グローアップ
石井 匠

信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中


パン屋・ケーキ屋の開業・運営において、リース活用は初期費用を抑えつつ設備を整える賢い方法です。以下にメリット・デメリットと活用時のポイントを解説します。

初期費用

リースのメリット

【1. 初期費用の軽減】
一括購入に比べ、月額リース料で導入可能。現金負担が少なく、手元資金や融資枠を他の用途に温存できます。

【2. キャッシュフローの安定】
固定の月額支払いなので経営計画が立てやすく、金利変動の影響を回避できます。

【3. メンテナンス付き & 処分不要】
故障・修理がリース会社任せ。廃業時も処分費不要で、リース会社が回収します。

【4. 税務・事務の簡略化】
固定資産税や減価償却の計算・申告が不要。経費に丸ごと計上できるため、節税メリットもあります。

【5. 最新機器の利用】
新機種への切替が容易。高性能・省エネ設備を活用でき、競争力アップに繋がります。

リースのデメリット

【1.総コストは高くなる傾向】
トータル支払額は購入より高くなることが多く、長期運用の場合には割高になる可能性があります。

【2. 納入後の変更・解約が困難】
契約期間中の中途解約や仕様変更は基本不可。違約金が発生するケースもあります。

【3. 所有権はリース会社】
支払い後も設備は自分のものになりません。自由なカスタマイズや売却もできず、制限があります。

【4. 審査・保証人が必要な場合あり】
契約には信用審査が入り、個人の場合は連帯保証人を求められることもあります。

活用のポイント

【リースすべき機器と購入すべき機器を明確に分ける】
高額・大手設備(オーブン・ミキサーなど)はリースでカバーし、可動が少ない什器は購入するなど戦略的に選定。

【期間設定に注意】
ライフサイクルや使用頻度を見据え、短期~中期の契約にし、過剰な利息を避ける。

【費用計算を念入りに】
購入とのトータルコストを比較し、長期的な経営計画に合わせて判断。

【契約内容をしっかり確認】
メンテナンス範囲、解約条件、延滞・故障時の対応など細部を確認し、条件交渉を。

まとめ

リースは「高品質設備を初期費用なしで」「手間なく使える」「固定費化による計画的経営」を可能にします。
ただし、期間やコスト、所有権などの制約があるため、目的に応じて購入とのバランスを取ることが重要です。

うまく活用すれば、手元資金に余裕を持たせながら、機動的かつ戦略的な店舗運営ができるでしょう。

追加したい設備があったらリースを検討しよう!

資金調達の1つの手段!

次回は「省力化の重要性」をお届け!

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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.191 リースの活用

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