どこまで費用がかかる?モバイルオーダー導入コストと回収の目安

「モバイルオーダーは便利そうだけど、導入コストが心配…」と感じていませんか?
パン屋オーナーにとって、費用と効果のバランスは導入を決める最大のポイントです。
本記事では、モバイルオーダー導入にかかる初期費用やランニングコストを整理し、どのくらいの期間で回収できるのかを具体的に解説します。
【1】初期費用 ― 最低限必要な設備投資
モバイルオーダー導入時にまず必要なのが、システムの初期費用です。以前は専用機器の購入で数十万円かかることもありましたが、最近はクラウド型サービスが主流になり、導入のハードルは大きく下がっています。
タブレット端末:2万〜5万円程度(店舗で注文を確認するため)
プリンター(任意):1万〜3万円程度(注文票やレシートを印刷する場合)
システム初期設定費用:0〜10万円程度(事業者による)
小規模なパン屋であれば、初期費用は合計で 数万円から10万円前後 に収まるケースが多いです。
【2】ランニングコスト ― 毎月かかる固定費
導入後は月額利用料や決済手数料が発生します。
月額利用料:5,000円〜2万円程度
決済手数料:売上の3〜5%が一般的
オプション費用:メニュー写真の掲載数増加や予約機能などで追加料金がかかることも
例えば月のモバイルオーダー売上が30万円の場合、手数料が5%なら 1万5,000円のコスト が発生します。月額利用料と合わせると、毎月 2万〜3万円程度 がランニングコストの目安になります。
【3】回収の目安 ― どれくらいで投資が戻るか
では、実際にどれくらいで費用を回収できるのでしょうか?シミュレーションしてみましょう。
ケース1:新規顧客が月100人増える場合
・客単価:500円
・追加売上:100人 × 500円 × 4週 ≒ 20万円/月
・ランニングコスト:2.5万円/月
→ 17.5万円/月のプラス効果 → 約1〜2か月で初期費用を回収可能
ケース2:既存客の購入頻度が増える場合
・既存客500人のうち10%が月1回追加購入
・客単価:500円
・追加売上:50人 × 500円 × 1回 ≒ 2.5万円/月
・ランニングコスト:2.5万円/月
→ 売上増でコストを相殺。損益分岐点をクリアできる。
【4】導入効果は「売上増」と「効率化」で回収できる
モバイルオーダーの効果は新規売上だけではありません。
ピーク時の混雑解消 → レジ対応スタッフを減らし、人件費を抑えられる
予約販売の活用 → 売れ残りや廃棄を減らし、原価を削減できる
データ活用 → 売れ筋分析により仕込みを最適化
つまり、売上増に加え、コスト削減の効果を合わせれば、より早く投資回収が可能です。
【5】導入前にシミュレーションしておくことが大切
導入を検討する際は、「追加売上がどれくらい見込めるか」「どのくらい効率化できるか」を数値化してみましょう。
例えば「モバイルオーダーで1日20人の新規注文が増えると仮定」「廃棄を月5,000円減らせる」といった前提を置くことで、具体的な投資回収シミュレーションが可能です。
まとめ:回収は十分に現実的です。
モバイルオーダーの導入コストは、初期費用で数万円〜10万円程度、ランニングコストで月2万〜3万円程度が目安です。
一見すると負担に思えるかもしれませんが、新規顧客の獲得や既存客のリピート増加、人件費や廃棄ロスの削減を考えれば、回収は十分に現実的です。
重要なのは、自店の規模や客層に合わせてシミュレーションを行い、投資の見込みを明確にすること。準備を整えて導入すれば、短期間で費用を回収し、売上と効率化の両立を実現できるでしょう。
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この記事を書いたライター

株式会社グローアップ
WEB事業部