パン屋さんこそやってほしい!タルトのすすめ!

パン屋さんこそやってほしい!タルトのすすめ!
食事パンや惣菜パンが主力のベーカリーでも、タルトを導入する店舗が増えています。
理由は「客単価アップ」と「商品幅の広がり」。パティスリーの専売イメージを持つタルトですが、実はパン屋だからこそ活かせる強みが多いです。タルトづくりをパン屋目線で導入するメリットと、実際のオペレーションポイントを紹介します。
タルトは“焼き”で魅せられるパン屋向きアイテム
タルトは「焼き上げてこそ香りが決まる」商品。
つまり、オーブンの扱いに長けたベーカリーにとって、タルトは相性抜群のアイテムです。
パン屋はデッキオーブンやコンベクションの熱特性を理解しているため、
・焼き色のコントロール
・香ばしさの出し方
・水分量の調整
といった仕上がりの精度を高めやすいでしょう。
タルト生地(パート・シュクレ、サブレ)は事前仕込みが効くので、
朝の焼成ラッシュを避け、午後の時間帯に焼き菓子のラインを仕込むなど、
“ベーカリーの流れに組み込みやすい”のも強みです。
客単価アップとギフト需要を一気に取れる
タルトは焼菓子と生菓子の中間のような立ち位置で、平均単価が高いでしょう。
小ぶりのタルトレットでも300〜450円、大型なら1,200円以上を狙えるかも
さらにパン屋には、
・日々の食事購入で来店する固定客
・週末のファミリー層
が多いでしょう。
ここに
「ちょっとした贈り物」
「週末の手土産」
「差し入れ需要」
としてタルトが刺さりやすいのでは?
一度ハマればリピート率も高く、
“食事パン以外の柱”として売上の底上げが期待できるかも。
仕込みの分散とロスの少なさがベーカリー向き
タルトのもうひとつの魅力は“ロスが少ない”こと。
タルト生地は冷凍保存がしやすく、フィリングも前日に仕込める。
また、焼き上げたタルトは日持ちが良く、翌日販売でも味が落ちにくいです。
たとえば
・ショコラタルト
・アーモンドクリーム系(フルーツタルト含む)
・チーズタルト
は保存性が高く、ロス対策として非常に優秀。
パンのように“当日勝負”のアイテムではないため、オペレーションが安定するのも大きいのではないでしょうか。
パン屋だからこそ生まれるタルトの差別化
パン屋さんは「粉の扱い」「発酵」「焼成」を熟知しているので
これをタルトで活かすと、強烈な個性が出せます。
例:
・ブリオッシュ生地×焼き込みフルーツのハイブリッドタルト
・ハード系パン用小麦粉の香りを活かした香ばしいタルト台
・自家製酵母の酸味を少量混ぜたクッキー生地
・クロワッサン端材を練り込んだ“サクほろタルト”
こうした“ベーカリー的アレンジ”は、お客様にとっても新鮮で、SNS映えも狙えるかも。
すぐ始められる!パン屋に向いたタルト商品アイデア
ベーカリーの売場に自然に馴染むタルトをいくつか紹介します。
1. 季節フルーツの焼き込みタルト
準備しやすく、華やか。週末の売上作りに最適。
2. ベイクドチーズタルト
原価も安定、万人受け。冷ケースがなくても売りやすい。
3. ショコラ×ナッツの濃厚タルト
ギフト需要に強く、冬場に爆発するタイプ。
4. パン屋の残り生地を活かした“端材アイデア系”
まとめ:タルトはパン屋が作ると強いジャンル
タルトづくりは決してパティスリーだけの領域ではありません。
焼成技術を持つパン屋だからこそ、美味しさもオペレーションも安定しやすく、
客単価の向上と新規顧客獲得につながるでしょう。
まずは週末限定でも構わないので“食事パンのついでに買いたくなるタルト”を置くことで、店舗全体の価値が一段階引き上がるでしょう。
タルト導入と一緒に売り逃し防止を整える!ベイクモールが効く理由
タルトを導入して、思った以上に売れるという現象が起きるかもしれません。
特に焼き込みフルーツやチーズタルトなど華やかなものは、土日に一気に動きやすいかも。
そのとき出てくるのが、「もっと焼けばよかった…」と売り逃しの問題がおこるかもしれません。
ここで役に立つのが、パン屋さんお菓子屋さん専用の事前予約サービス ベイクモール。
事前予約で見える化するとロスや売り逃しが減ります。タルトは仕込みも焼成も“予測が命”。予約が見えるだけで、格段にオペレーションが安定するでしょう。
また数量限定商品とも相性抜群!タルトは限定販売にしやすい商品。
ベイクモールでは①販売数の設定②時間ごとの販売枠調整がかんたんだから「土曜限定10台」みたいな販売方法とハマりやすい。
ベイクモールはパン屋菓子屋向けのモバイルオーダーなので、忙しい現場の流れを崩さず、売れる日だけちゃんと売るための味方になってくれる。
製パン製菓業界を応援するグローアップだからこそ、かゆいところに手が届く製パン製菓専門のモバイルオーダーを提供します。
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この記事を書いたライター
株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣
インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味
