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パン屋がタルトづくりを始めるためのステップ【実践編】

パン屋がタルトづくりを始めるためのステップ【実践編】

パン屋がタルトづくりを始めるためのステップ

前回の記事でパン屋さんこそタルトをやってほしいとおすすめしましたが
今回はタルト導入の参考になるステップをご紹介!

前回の記事はこちら

ステップ①:まずは焼き込み系から始める

最初は「焼き上がりで完結するタイプ」が扱いやすいでしょう。
フルーツをのせて焼くだけの焼き込みタルトや、アーモンドクリーム系がとくにおすすめ。
理由は
・仕込みパーツが少なくて済む
・日持ちする
・冷ケースが不要
・パン生地との動線を壊さない
まずは週末限定で5〜10台ほど試すと、無理なくスタートできます。

ステップ②:タルト台は事前仕込みで安定させる

パン屋の朝は戦争なので、タルト台の事前仕込みは必須でしょう。
・パートシュクレ(サブレ生地)はまとめて仕込み、冷凍ストック
・タルトリングに敷き込み済みの状態まで作っておく
・フィリングも基本は前日仕込みでOK
「いつでも焼ける状態」を作っておくと、オペレーションが崩れにくいでしょう。

ステップ③:焼成ラインに空き時間を作り、午後焼きで回す

タルトは焼成時間が30〜45分ほどかかるため、朝のパンの製造ラッシュに混ぜると詰まってしまいます。
おすすめは午後の焼成枠にタルトを配置することでしょう。
パンの焼成が落ち着いたタイミングで焼けば、
オーブンの熱ムラを把握しているパン職人なら安定した仕上がりになるでしょう

ステップ④:まずは定番3本柱を決める

タルトは種類を増やすと仕込みが複雑になるので、最初は3種類がちょうどいいかもしれません。
おすすめの3本柱
1. 焼き込みフルーツタルト(華やか。週末の看板に)
2. ベイクドチーズタルト(万人受け。平日の柱)
3. ショコラ・ナッツ系(ギフト需要を狙う)
まず軸となる3商品を固定し、季節商品はそこに+1で回す形にするとオペがブレません。

ステップ⑤:POPでパン屋がつくるタルトを押し出す

タルトはパティスリーのイメージが強いので、パン屋では説明があるほうが売れやすいでしょう。

POP例
・「焼きにこだわるパン屋だからできるタルト」
・「生地から手作り。焼き込みで香りを引き出しています」
・「週末限定の人気商品です」
・「パンと一緒に買われています!」

パン屋らしさ(焼成・香り・粉の扱い)を言語化すると購入率が跳ね上がるかもしれません。

ステップ⑥:SNSは仕込み動画が最強

タルトは断面・焼き色・盛り付けが強いのでSNS映えアイテム。
とくに反応が良いのは
・フィリングを流す瞬間
・焼き上がりの動画
・粉をふるうシーン
仕込みの隙間時間で撮れるので、見せ方次第で手間をかけている感を自然に伝えられるでしょう。

ステップ⑦:慣れてきたらベーカリーらしいタルトを展開

スタート期を乗り越えたら、パン屋ならではの差別化へ進みましょう。

・クロワッサン生地の端材を混ぜたザクザクタルト
・ブリオッシュ×季節果物のハイブリッドタルト
・デニッシュの手法を活かした“層仕立てタルト”
「うちならではのタルト」が生まれると、指名買いが増えて長く続く柱商品になるかもしれませんね。

まとめ:まずは週末の3種類からスタートすればOK

タルトづくりはハードルが高そうに見えて、実はパン屋の強みと噛み合っています。
焼成技術、粉の扱い、オペレーションの柔軟性など、パン屋だからこそタルトは伸びる余地が大きいでしょう。
まずは週末限定の少量販売からいかがでしょうか。
パンのお客様が“ついで買い”しやすいポジションに置けば、安定して売上の底上げにつながります。

ベイクモール(予約販売)を使えばオペレーションの安定にも!

フルーツ系やチーズタルトなど見た目の華やかなアイテムはインスタで拡散されやすく、週末にまとめ買いが発生しやすいでしょう。「週末だけ一気に売れる」という現象がおこるかもしれません。ただその一方で現場では、
・朝に焼きあがるタイミングに合わせてお客様が集中
・電話予約が増える
・売り切れによる“がっかり体験”が発生
といった課題も出やすいです。
ここで効果を発揮するのが ベイクモールの事前予約・受け渡し機能。

ベイクモールに予約が入ると焼成計画が立てやすい

タルトは焼成に時間がかかるため、予約があると
・その日の必要数
・午後焼きの追加が必要か
が明確になります。
結果として“焼きすぎによるロス”と“売り逃し”の両方を防げます。
パン屋さんにとって一番怖いのは、
「売れるのに用意できていない」
ことなので、予約データが入るだけで判断が早くなります。
タルトは華やかで人気が出やすい反面、数量限定にせざるを得ない商品でもあります。
ベイクモールは、数量設定や販売枠のコントロールがしやすく
・土曜日限定10台
・15時からの数量追加
などが簡単にできるため、
“限定販売”と“作業負荷の調整”を同時に実現することもできます。

今回はタルトの販売のイメージを例にベイクモールを紹介しましたが、その他の商品でも同じような運用が可能です。
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この記事を書いたライター

株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣

インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味

パン屋がタルトづくりを始めるためのステップ【実践編】

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