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売れているはずなのに…お金が残らないパン屋さんの特徴

売れているはずなのに…お金が残らないパン屋さんの特徴

貯金額よりも深刻だったのは、「安心できていない人」の多さ

今回、「いまの貯金額っていくら?」というテーマで、パン屋・菓子店のオーナーや従業員43名にアンケートを実施しました。

その結果を見て、強く印象に残ったのは、貯金額そのものよりも「気持ちの面」でした。

「いまの貯金額に満足していますか?」という問いに対し、約7割にあたる29名が「満足していない」と回答。
満足していると答えた人は、わずか1名でした。

n=43

つまり多くのパン屋さんが、「貯金がある・ない」という話以前に、将来への不安を抱えながら日々の仕事に向き合っていることがわかります。
数字としては少なく見えますが、現場の温度感を想像すると、決して軽い結果ではありません。

こちらのホンネから回答を見てみよう

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最多は「貯金300万円以下」。それでも本当の問題は金額ではなかった

貯金額の分布を見ると、最も多かったのは「300万円以下」で、全体の約4割を占めました。
一方、2000万円以上の貯金があると答えた人も一定数おり、決して一様な状況ではありません。

ここで注目したいのは、貯金額が多い人ほど安心している、という単純な構図にはなっていなかった点です。
貯金が1000万円を超えていても、「この先どうなるかわからない」「将来が不安」と感じている声が見られました。

今回のアンケートが示しているのは、「貯金が少ないから不安」という話ではありません。
むしろ、「将来の見通しが立たないこと」そのものが、不安の正体だと言えそうです。
パン屋という仕事は、売上が安定しているように見えても、原材料価格の変動や人件費、設備の故障など、想定外の出費が突然やってきます。
そうした経験を積み重ねるほど、「いくらあれば安心なのか分からない」という感覚が強くなっていくのかもしれません。

「もっと働く」「無駄遣いしない」――それでも残らない理由

「貯金を増やすためにしていること」を自由回答で尋ねると、多くの声が似た方向を向いていました。
もっと働く、売上を上げる、無駄遣いをしない。中には「特に何もできていない」という正直な回答もあります。

これらの声から見えてきたのは、パン屋さんの多くが、日々の努力や我慢によって何とかしようとしている一方で、「仕組み」でお金を残そうとする発想には、なかなか手が回っていないという現実です。

原価率が高く、人の手が欠かせず、光熱費もかかる。さらに設備投資や修理は突発的に発生し、税金や社会保険料の負担も重い。
こうした条件が重なる中では、いくら忙しく働いても、手元に残るお金が思うように増えないのは、ある意味当然とも言えます。

努力が足りないのではなく、構造そのものが厳しい。アンケート結果は、そう静かに訴えているように感じられました。

まとめ

今回のアンケートから浮かび上がったのは、額面に関わらず、今の貯金額の「満足していない」パン屋・菓子店が多く存在するという事実です。
問題は、「もっと頑張るかどうか」ではありません。
これから問われるのは、どう稼ぎ、どう守り、どう残していくのか。
その設計を、どこかで一度立ち止まって考えることなのではないでしょうか。

忙しさの中で、不安を抱えたまま走り続けていないでしょうか。
このアンケート記事が立ち止まって考えるための、ほんの小さなきっかけになれたら幸いです。

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