ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.234

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完全キャッシュレス?

この記事を書いた専門家

株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
完全キャッシュレスはアリ?
近年、キャッシュレス決済の普及により「現金を扱わない店」も増えてきました。
パン屋・ケーキ屋でも完全キャッシュレスを検討する方は増えていますが、導入には向き・不向きがあります。

① 完全キャッシュレスのメリット
最大の利点は会計のスピードと業務効率です。
現金の受け渡しがなくなり、レジ待ち時間の短縮や釣銭ミスの防止につながります。
・レジ締め作業が簡単
・現金管理、盗難リスクが減少
・スタッフ教育が楽
少人数営業やワンオペ店舗では大きなメリットになります。
② デメリットと注意点
一方で、客層との相性が重要です。
・高齢者や現金派の離脱
・少額決済でも手数料が発生
・通信トラブル時に販売できない
特にパン屋は「数百円の買い物」が多く、手数料負担が利益を圧迫しやすい点に注意が必要です。
③ 立地・業態で判断する
完全キャッシュレスが向いているのは以下のような店舗です。
・都市部、オフィス街
・若年層、観光客が多い
・客単価が1,000円以上
一方、住宅街の個人店や高齢者が多い地域では、現金併用型の方が無難です。
④ 現実的なおすすめ運用
多くのパン屋、ケーキ屋にとって現実的なのは、
・現金+主要キャッシュレスのみ対応
・Pay系、クレカを絞って導入
・繁忙時間帯だけキャッシュレス推奨
「完全」にこだわらず、負担と利便性のバランスを取ることが重要です。

まとめ
完全キャッシュレスは効率化の武器になりますが、パン屋・ケーキ屋では客層・立地・単価を見極めることが必須です。
「便利そうだから」ではなく、自店の売上と利益に合うかを基準に判断することが、長く続く店づくりにつながります。

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