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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.186

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資金援助を受ける際の注意点

麦田店長は開業するときに
ご両親から資金援助ってあったの?

援助頼みの開業だったよ。

お父さんとお母さんが泣いてるよ。

でも自己資金も準備したよ。

資金援助頂けるのはうれしいけど
注意点とかないかな?

確か、何かあったような…。

どんなリスクあるの?

もう覚えていません~。

この記事を書いた専門家

石井

株式会社グローアップ
石井 匠

信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中


パン屋・ケーキ屋の開業を目指す際、親族からの資金援助は心強い支援となりますが、
注意すべき点も多く存在します。

以下に、親族からの資金援助を受ける際のポイントを解説します。

贈与税の課税対象となる可能性

親族からの資金援助が「贈与」とみなされる場合、贈与税の課税対象となることがあります。
年間110万円を超える贈与には申告義務が生じ、税負担が発生する可能性があります。
特に、開業資金として多額の援助を受ける場合は、税務署への確認や税理士への相談を検討しましょう。

書面での契約書作成

資金援助を「贈与」ではなく「貸付」とする場合、後々のトラブルを避けるためにも、貸付契約書を作成することが重要です。
契約書には、貸付金額、返済期限、利息の有無などを明記し、双方の署名・捺印を行いましょう。
これにより、税務上も「貸付」として認められやすくなります。

返済計画の明確化

親族からの貸付であっても、返済計画を明確にし、実行することが信頼関係の維持につながります。
返済スケジュールを立て、定期的な返済を行うことで、双方の安心感が得られます。

他の資金調達手段とのバランス

親族からの資金援助だけに頼るのではなく、金融機関からの融資や補助金・助成金の活用も検討しましょう。
多角的な資金調達により、資金繰りの安定性が増し、事業の持続性が高まります。

まとめ

親族からの資金援助は、開業時の大きな支えとなりますが、税務上の取り扱いや信頼関係の維持に注意が必要です。
事前に専門家に相談し、適切な手続きを行うことで、安心して事業をスタートさせることができます。

贈与税だって!税金はどこにでもいるね。

非課税枠があるから、
毎年非課税分贈与している人もいるね。

次回は「店舗選びの注意点」をお届け!

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