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「みんな焼き菓子どうしてる?」──アンケートで見えた読者パン屋の本音

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みんな焼き菓子、どうしてる?

ベーカリーパートナー77号(6月号)の読者アンケートで焼き菓子の販売状況を尋ねました。焼き菓子に興味をもって、また実際に販売しているパン屋さんが多いと判明しました。なぜ販売するのか、どんな種類が売れているのか、実際の声を分析しました。

<アンケート対象>
・ベーカリーパートナーの読者アンケートに回答した46名

8割以上のパン屋が焼き菓子を販売中!

焼き菓子を販売していますか?とアンケートしたところ、84.8%が販売しているとこたえました。焼き菓子販売の理由は「売れるから」「日持ちする」「手土産需要」「パン購入+1品狙い」など様々な声があがりました。また他にも、「売上強化」「品揃え拡充」など経営的理由と、「余った材料活用」など現場的理由が共存していることが伺えました。

■販売する理由は?実際の声
・売れるから
・日持ちするから売りやすい
・パンより日持ちするし
・手土産需要
・パンの耳や売れ残りからのアレンジができる
・商品の空いたスペースを活用できるから
・パン購入に+1品が狙えるから(ついで買い)
・手軽に手に取ってもらえる
・売上強化のため
・品揃えを増やすため
・パティシエがいるため
・単価アップ
・おやつとして食べてほしい

売れていない店ゼロ!安定感ある焼き菓子

販売している店舗の52.6%が『売れている』、47.4%が『普通』、売れていないはゼロ。とのことで、焼き菓子は安定的に売れ、お店によってはよく売れるということがわかりました。気になる販売方法は、包装・ギフト箱・レジ横展開・シーズンギフトなど、工夫の幅が広いようです。また包装しなくても、パン屋さんならではの焼きたて演出で、焼きたて焼き菓子を裸売りすることもあるようです。また焼き菓子の販売種類は1~5種類の範囲で販売しているお店が多く、たくさんの種類を販売しているお店は10~20種類と展開しているお店も少なからずあるようでした。

■販売方法は?の実際の声
・包装
・焼きたては裸売り
・箱詰め
・シーズンギフトとして
・シリカゲルを入れて包装
・レジ横で販売
・仕入れ販売

パン屋の焼き菓子定番はクッキー&ラスク、次点はスコーン・フィナンシェ

クッキー、ラスク、スコーン、フィナンシェ、マドレーヌといったメジャーな焼き菓子もあるなか、ちょっと珍しい焼き菓子を販売しているお店もあるようです。差別化のヒントにしてみてはいかがでしょうか。

販売しないお店の理由としては人手不足

焼き菓子を販売していないと答えた15.2%の理由は「人員不足」「手が回らない」「完成度がまだ低い」という声。焼き菓子はやりたいが、オペレーション上の制約が壁となっているお店もあるようです。自家製の焼き菓子だけでなく、仕入れ販売や一部外注することなど選択肢にいれてみてもよいかもしれません。

パン屋の焼き菓子のホンネのまとめ

読者パン屋のアンケートから見えてきたのは、焼き菓子は売上の安定化をさせるポテンシャルをもっていて、+1品を狙える武器であることです。メジャーな焼き菓子以外にもさまざまな焼き菓子の種類があるので、差別化につなげることもできます。自家製で焼き菓子を展開するだけでなく、オペレーションの兼ね合いで課題があるようであれば、仕入れて販売してみるという方法を試してみて、焼き菓子の可能性も探ってみてもよいかもしれませんね。効率的な製造・仕入れ・販売方法をどう組み合わせて考えていくことが求められるでしょう。

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この記事を書いたライター

株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣

インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味

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