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洋菓子好きはパン屋にも通うパン好きである!

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洋菓子好きはパン屋にも通うパン好きである!

洋菓子屋さんのお客様が求めていることはパン屋さんに置き換えるどうなのか考えていきます。
関連して前回の記事も見てほしいです。

洋菓子好き消費者アンケートを分析した前回記事

<アンケート対象>
・年1回以上洋菓子屋を利用する洋菓子好きの消費者332名(女性200名、男性132名)
・調査実施日:2025年10月
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査元:株式会社グローアップ

洋菓子好きの66%が月1回以上パン屋にも行くパン好き!

パン屋さんに行く頻度はどれくらいですか?という質問を332人に聞いたアンケート結果。
洋菓子好きのうち66%が、月1回以上パン屋を利用している。

今回のアンケートでは、洋菓子好きのうち約66%が月1回以上パン屋に行くことが分かりました。
この「月1回以上」を“パン好き消費者”と定義すると、洋菓子ファンの大半がその枠に含まれる計算になります。
さらに詳しく見ると、

パン屋さんに行く頻度はどれくらいですか?という質問を332人に聞いたアンケート結果。
週1回以上パン屋を利用する人は25%。

• 週1回:15.1%
• 週2〜3回:6.3%
• ほぼ毎日:3.6%
と、約4人に1人が週単位でパン屋を訪れる“高頻度な顧客層”でもあります。
つまり、洋菓子屋の主要顧客はパン屋にとっても“常連候補”なのです。

パンと洋菓子が共存する「ご褒美」シーン

洋菓子の利用目的を教えてください。というアンケートを332人に聞いた回答結果のグラフ。
一番多いのは、誕生日・記念日の利用で63.6%、次が日常のおやつ・ご褒美として利用で63%。
3位は、手土産・差し入れで52.4%。

洋菓子屋の利用目的では、
• 誕生日・記念日(63.6%)
• 日常のご褒美(63.0%)
• 手土産・差し入れ(52.4%)
が上位を占めた。
ここで注目すべきは、「特別な日」だけでなく「日常のご褒美」が同程度の割合を占めている点です。
この“日常のプチ贅沢”こそ、パン屋と洋菓子屋の交わりの領域にあたります。
たとえば、週末にクロワッサンとシュークリームを一緒に買う。月に一度、パン屋で焼き菓子ギフトを選ぶというシーンがあるかもしれません。

平均支払額から見える心理価格帯

洋菓子やに行く際の1回あたりの平均支払金額を教えてください。と332人に聞いた回答結果のグラフ。
1001円~2000円が37.3%と一番多い。

洋菓子好き消費者の
洋菓子屋での平均支払額は「2,000円以下」が最多で、次いで「3,000円以下」「1,000円以下」です。

パン屋に行く際の1回あたりの平均支払金額を教えてください。と332人に聞いた回答結果のグラフ。
501円~1000円が32.9%と一番多い。

一方で
洋菓子好き消費者のパン屋での平均支払額は「1000円以下」が最多で、ついで「1500円以下」「2000円以下」です。

この価格構造は、「洋菓子=ちょっとした贅沢」「パン=日常の気軽な購入」という棲み分けを保ちながらも、どちらも“手が届く価格”で選ばれていることを示しています。
消費者にとって両者は対立ではなく、生活の時間帯や気分によって使い分ける“隣り合う嗜好といえるかもしれません。

売れ筋にも共通点、「個食スイーツ」が市場をつなぐ

洋菓子やでの主な購入商品を教えてぃださい。と332人に聞いた回答結果のグラフ。
1位はカットケーキで79.2%。

洋菓子屋の購入上位は、
1位「カットケーキ」79.2%
2位「シュークリーム・エクレア」58.7%
3位「焼き菓子」47.6%。

パン屋さんでも「クリーム系パン」「デニッシュ」「ブリオッシュ」などの甘系・個食商品がささるかもしれません。
つまり、両業態をまたいで、“その日の自分にちょうどいいサイズ”の甘い幸福というのがキーワードでしょう。
洋菓子屋さんがパン的な気軽さを、パン屋さんが洋菓子的な演出を少し取り入れることで、共通顧客の満足度は一段と高まるでしょう。

「パン好き×スイーツ好き」層をどう育てるか

洋菓子好きのうち月1回以上パン屋に行く層=パン好きでもある消費者。
このボリューム層(66%)は、購買単価こそ中程度だが、年間接点数が極めて多いといえます。
パン屋にとっては“通うスイーツ層”、洋菓子屋にとっては“関係維持の鍵”となる存在です。
たとえば、
• パン屋が月1回「ご褒美フェア」や「焼き菓子セットDAY」を設ける
• 洋菓子屋さんが週末限定で「ヴィエノワズリー系」や「スイーツ系パン」を展開
• 両者が「月1で訪れたくなる共通テーマ」を共有(例:季節の素材、産地フェア)
など、“月単位の楽しみ”を軸に販促を組み立てると、両業態の循環購買が生まれるかもしれません。

まとめ:パンと洋菓子、その間にある「共通顧客」という市場

データが示すのは、洋菓子好きの大半がパン屋にも通うという現実です。
彼らは特別と日常を行き来する顧客層であり、業態をまたぐ厚いファン層でもある。
パン屋はこの層に“特別感”を、洋菓子屋は“日常感”を提供することで、購買サイクルを共有できるでしょう。
パンと洋菓子のあいだに広がる“月1回の幸せ”こそ、次の市場をつくるキーワードです。

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この記事を書いたライター

株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣

インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味

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