1日限りのパン飲みバルを都内各所でゲリラ開催する「さかなパン店」の店主として、かつてこの連載にも登場した西野文也さん。この10月、ついに常設店舗を構えた。パン屋であり、ワインショップであり、パンとワインをスタンディングで楽しむバルでもある「チェスト船堀」。思い切ったコンセプトを打ち出した。すべてのパンを、「ミナミノカオリ」「農林61号」など日本各地の小麦品種ごとに焼きわける。そこに、西野さんの必殺技「水を発酵させる」方法による分厚い旨味(うまみ)がにじむ。
国産小麦ごとにバゲットを味わう。パン飲みバル「さかなパン店」ついに常設化!/チェスト船堀

