ルッコラの可能性を探る
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
編集部の中村です。
私の書く「パンにまつわるエトセトラ」ではパンに関することならなんでもOK!筆者が気になったことを自由にまとめてお届け!というコンセプトで記事を作成しております。
今回はルッコラに関して書いて行きたいと思います。
ルッコラとは?

ルッコラ(英語名:Arugula/イタリア語:Rucola)は、地中海沿岸が原産のハーブの一種で、イタリアやフランスなどでは古くから親しまれてきた葉野菜です。ゴマのような香ばしい風味と、ほんのりピリッとした辛みが特徴で、サラダやピザ、パスタのトッピングとして幅広く使われています。
近年では、日本でも健康志向やイタリア料理の人気に伴って注目されるようになり、スーパーや直売所で見かける機会が増えています。
◆ 栄養と健康効果 ルッコラは、見た目は小ぶりながら栄養豊富なハーブです。特に次のような成分が含まれています
ビタミンC・A:抗酸化作用や免疫力アップ
鉄分・カルシウム:女性やスポーツをする方におすすめ
イソチオシアネート:辛味成分で、体内の解毒酵素を活性化
葉野菜の中でも「香りを楽しむ野菜」として位置づけられており、パンと合わせることで、味に奥行きやアクセントを加えることができます。
ルッコラの組み合わせ

🍞 定番の組みあわせ
【ルッコラ × チーズ × 生ハム】
バゲットやカンパーニュなどハード系のパンに、クリームチーズやモッツァレラ、生ハムを合わせてルッコラをトッピングすれば、定番のイタリアン風サンドに。ルッコラの香りが脂っこさを中和し、バランスのよい味わいになります。

🧀 ちょっと変わり種
【ルッコラ × ナッツ × はちみつ】
イタリアやドイツでは、ルッコラ×くるみ×ハチミツといった組み合わせも人気です。カンパーニュにクリームチーズを塗り、くるみ・ルッコラ・ハチミツを重ねたオープンサンドは、朝食や軽食にぴったりな商品になりそうです。

このほかにも・・・
イスラエルでは、ピタサンドにひよこ豆のフムスとルッコラを合わせてヘルシーフードとして提供。
ドイツのベーカリーでは、黒パンにルッコラとパプリカ、白チーズ(クワルク)を挟んだベジサンドが定番。
アメリカのカフェでは、ルッコラとアボカド、半熟卵をのせた「ブランチトースト」が人気です。
といったように様々な国でルッコラを使用したパンが提供されています。
ということで
今回はルッコラとパンでの組み合わせを考えてみました。
なかなか消費者が手軽に取り入れられない食材を使用することで、お店としても差別化が狙える商品になりそうです。
特に香りが特徴の商品ですので、より複雑な味わいのパンが作れそうです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
この記事を書いたライター

株式会社グローアップ 編集部
中村 勇太
バンドマン、ラジオディレクターから、ベーカリーパートナー編集になりました。食べることが好きです!