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夏バテでも売れるパンとは?“売上2割減”を防ぐ現場の知恵

夏、売上は本当に下がるのか?

「夏になると、パンが売れない」――多くの現場が感じているこの課題を明らかにするため、全国のパン店・菓子店71店舗にアンケートを実施しました。

その結果、実に9割以上の店舗が「夏に売上が落ちる」と回答。
なかでも「0〜20%減」が最多(52%)ながら、「40%以上減」という厳しい声も一定数見られました。

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とはいえ、なかには「ほとんど影響なし」や「むしろ売れる商品を見つけて伸ばしている」という声も。
売上の減少幅は、「対策の有無」に大きく左右されているようです。

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実際、夏に何をしている?

アンケート結果から見えてきたのは、「冷たいパン」や「限定商品」「ドリンク販売」といった季節対応型商品の有効性です。

「冷やして食べられるパンを導入したら客足が戻った」
「塩気のある惣菜パンに切り替えたことで売上が維持できた」
「出歩きたがらない季節なので、ネット販売を強化」

一方で、15店舗は「特に何もしていない」と回答。
対策を打っていない店舗の多くが20%以上の売上減少に悩まされていました。

夏の購買行動と「食欲」

「夏バテ」により、パンが“重たい”と感じられる傾向は、消費者心理にも現れています。
帝国データバンクの調査によれば、夏は冷たくて手軽に食べられる“つるっと系”“塩味系”の惣菜に支持が集まるとのこと(2023年「食品トレンド予測」より)。

つまり、甘くて焼き立てホカホカのパンという主力商品が、季節のニーズとズレてしまうのは当然の流れ。

ここを補う形で、「塩パン」「サンドイッチ」「冷製カレーパン」「プリンやゼリー」などを導入した店舗では、客単価を維持または向上している例も見られました。

“売れない”は対策で変えられる

アンケートを通じて見えてきたのは、
・売上ダウンは避けられないが、対策をすれば軽減できる
・特に「冷」「塩」「軽さ」「新しさ」がカギ
・「ネット販売」や「サブスク」「冷凍販売」など、“来てもらわない戦略”も視野に入れる時代

という3つのポイントです。

「パン=冬に強い」そんな常識を覆すために、今こそ季節対応型のパン屋経営を見直してみてはいかがでしょうか?

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