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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.159

原価高騰対策

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原価高騰対策

原価高騰が止まらないよ。

販売価格の高騰も止まらないよね。

そんなことしたらお客さん来なくなっちゃうでしょ。

値上げは計画的に。

どう対策したらいいかな?

値上げとか、サイズを小さくしたりとかかな?

できるだけコスト削減が必要だね。

みんな頑張って!

この記事を書いた専門家

石井

株式会社グローアップ
石井 匠

信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中


近年、小麦粉やバター、砂糖といったパンやケーキの主原料の価格が高騰しており、多くの店舗が原価負担の増加に直面しています。 特に個人経営の店舗にとって、この影響は経営全体を揺るがしかねません。
ここでは、パン屋・ケーキ屋さんが実践できる原価高騰への対策を解説します。

1. 原価の見直し

まずは、すべての材料のコストを詳細に把握することが重要です。
材料ごとの原価率を計算し、特に高コストな部分に焦点を当てて改善策を検討しましょう。
たとえば、仕入れ先の変更や大口仕入れによる価格交渉が有効です。

2. メニューの再構築

高騰している材料を多く使用する商品の比率を見直すことで、原価を抑えることができます。 たとえば、季節限定商品や特別なイベント用商品では、価格が比較的安定している材料を活用した新メニューを開発するのがおすすめです。

また、単価が低く利益率の低い商品の提供を減らし、高利益率の商品を増やすことも効果的です。

3. ロスの削減

原材料や製品の廃棄を最小限に抑える工夫も重要です。 販売データを分析し、需要を正確に予測することで、無駄を減らせます。また、残った材料を活用して新しい商品を作る工夫もできます。

たとえば、パンの切れ端をラスクに加工して販売するなど、廃棄を利益に変える方法を検討しましょう。

4. 価格設定の見直し

適切な価格調整は避けて通れません。 値上げは顧客にとってデリケートな問題ですが、商品の価値や背景を伝えることで理解を得られる場合があります。

「こだわりの素材を使用している」「健康志向の製品」などの付加価値をアピールし、値上げの正当性を説明することが大切です。

5. 地産地消の取り組み

輸入品の価格高騰が激しい場合、地元の生産者と提携して地産地消を推進するのも一案です。 輸送コストを削減できるだけでなく、新鮮で高品質な材料を使用できるというメリットがあります。
また、「地元産の素材を活かした商品」という新たなブランディングも可能です。

6. エネルギーコストの削減

原材料だけでなく、エネルギーコストも無視できない要素です。
オーブンや冷蔵庫といった機器の効率的な使い方や、電力契約の見直しを行うことで運営コストを下げることができます。

まとめ

原価高騰はパン屋・ケーキ屋の経営にとって大きな課題ですが、適切な対策を講じることで乗り越えられる問題です。 原材料のコストを細かく管理し、メニューや価格を見直すほか、ロス削減や地産地消といった取り組みを積極的に進めましょう。 経営を守るための工夫を惜しまずに行うことが、長期的な繁盛につながります。

コスト削減と見直しだね。

大変だけど頑張れ!

次回は「価格見直し方法」をお届け!

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