開業する時におさえておきたい3つのポイント
パン屋さんで従業員として働いている方々の中には、将来、自分のお店を持ちたいと思っている開業希望者がいるのではないでしょうか。
自分のお店を開業したいと思い立った時に何を準備すればいいかわからないという人もいるかと思います。開業するために用意するもの考えておくものを把握し、将来の見通しを立ててみましょう。
1. 開業するときに必要な3要素
必要なものが判明すれば準備ができる
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●開業希望者は将来の経営者
自分のお店を出そうと思っている開業希望者は、開業するまでに準備しておくことと、実際に開業して店舗運営を軌道に乗せていくために計画しておくことを把握している必要があります。
まず開業資金を用意する必要があります。お店の物件の不動産関係の費用、機械など設備費用、他にもさまざまな費用がかかるのでその資金を準備する必要があります。
その資金を自己資金だけで賄うのは難しい場合、金融機関から融資をしてもらうこともあるでしょう。
しかし融資を受けるには開業者のこれまでのキャリアや、開業後の計画性など、お金を貸しても大丈夫か判断されます。
経営者としてしっかりと自覚をもって取り組んでいるかどうかを問われているとも言えるでしょう。
2. 必要資金について考えよう
パン屋さんを開業しようと考えたときの必要資金について具体的にイメージしてみよう。
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●開業するのには
莫大なお金がかかる
開業しようとしてまず必要となるのは店舗です。
店舗の物件を取得するための資金、外装内装費、厨房機器などを集める必要がありお金がかかります。
また、パンを製造するための材料、水道光熱費、家賃など製造員の人件費などパン屋さんとして運営するための運転資金が必要です。
必要資金の参考イメージのとおり、店舗の大きさや導入する機械の数や種類によって金額の差がかなり出てきます。少なく見積もっても2000万程度の予算が必要になることが多いでしょう。
そのような莫大なお金を自己資金だけで賄うのはなかなか難しいので、外部からの資金調達が必要となるケースも少なくありません。
■開業には資金調達が
必要になるケースが多い
3. 資金の調達方法を考えよう
資金調達をどのようにするのか具体的に考えてみましょう。
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●自己資金は本気度
融資相場は自己資金の3倍
外部から資金調達するにしても、なるべく自己資金を用意しておくとよいでしょう。
金融機関が融資を検討する際に自己資金が多ければ多いほど、開業への本気度があるように判断されやすいからです。
融資相場は自己資金の3倍と言われています。
様々な金融機関がある中で借りやすさを考えるのであれば日本政策金融公庫(日本公庫)にまず審査を依頼することをおすすめします。金融機関は「事業計画書」に基づいて審査を行います。金融機関のホンネとしては「貸したお金がきちんと返ってくるのかどうかが心配」という立場です。
返済能力があり融資しても問題ない納得してもらえる材料を開業者は用意しなければなりません。
■金融機関を説得するのに
「事業計画書」が重要