“買いたくなるお店”は、道端ですでに勝負がついている
「最近、ふらっと寄るお客さんが減った気がする」と感じたことはありますか?
そう感じたことがある人はこの記事に注目していただきたいです!
スマホの普及や生活スタイルの変化により、“パンを買いに行く理由”がなければ、なかなかお店まで足を運んでもらえない時代になってきました。そんな今こそ重要になるのが「来店前の導線」です。
お店の前こそ“最初の売り場”

まず見直したいのは、店舗の“外”。看板、黒板、店頭POPは、まだ買う気になっていない通行人に「今日行く理由」を与える重要なツールです。
たとえば──
・「焼きたてベーコンエピ、ただいま出ました!」
・「今日のおすすめは“発酵バターの塩パン”!」
こんな一言だけで、足が止まり、扉を開けるきっかけになります。
お店からただようパンの良い“香り”と食べるときのことの想像を搔き立てる“言葉”の力を外に向けて届けることで、無関心層が一気に「買う人」へと変わるのです。
SNSは来店する「目的」を生むチャンス

「たまたま通りかかって」来るお客さんより、「今日は〇〇を買いに来たくて」と言ってくれるお客さんが増えるほど、客単価は上がります。
この“目的づくり”に効果的なのが、InstagramやLINEでの投稿。
特に有効なのは「ストーリーズ」や「当日限定パン」の告知です。
たとえば、週末限定の「焼きチーズカレーパン」を朝9時にストーリーズで告知するとしたら。「今日はこれを買う!」と目がけて来店する人が増え、うまく興味付けの告知ができれば通常よりも売れることもあるでしょう!
投稿のポイントは以下の3点です
① 写真は引きの画角より、アップでおいしさが伝わる構図
② 「限定」「焼きたて」「今だけ」などのワードを活用
③ 説明しすぎず、“食べたい気持ち”に火をつける文で
伝え方で、客数も客単価も変わる
SNSも店頭も、「何をどう見せるか」で来店数も、買い方も大きく変わります。
“いつもの商品”でも、伝え方を変えれば“今日の目玉商品”になります。
「来店前に、どんなきっかけを用意できているか?」
それが、客単価アップへの最初の一歩です。
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この記事を書いたライター

株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣
インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味