お客様目線で考える売場と体験【エスプラン】

塩田悠樹さん
オーナーシェフ塩田悠樹さんに売場のこだわりについてお話をうかがいました。
エスプラン
住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目1−7
一年前よりトレーでパンを取る方式から、ショーウィンドウ販売形式に。お店の看板商品は珈琲あんぱんで、ほとんどのお客様が購入する商品。


セルフ方式からショーケース販売への変化で増えた接客チャンス
コロナ禍を経て見直された衛生観念を反映し、1年前からパンの販売方法を従来のセルフサービスから、ショーケースよりスタッフが提供する形式に変更しました。
お客様からは「衛生的で好感を持てる」と感じてもらえているようです。またこの形式だとお客様とスタッフがコミュニケーションをとる機会が増え、丁寧に接客ができるので客単価と売上が上がってきております。
お客様の視線の動きから陳列の配置を考える
お客様の目線を動画で撮影し、お会計し、お店を出るまでの間に 何が見えるか、どう見えるかを動画で流し見をし、 その後気になるシーンを静止画で残し、before afterを作成して検証しています。
上段と下段でも見え方が異なります。たとえば、三角フレンチトーストなど立体的な商品は上段のほうがベターで、ベーコンエピのような平たいもの、大きいものは下段がベターと判断します。
またこういう置き方が「常識だろう」と思うものでも、お客様目線の動画を検証して確かめることが大切だと思います。
看板商品こそ直接手に取ってもらう体験
看板商品の「珈琲あんぱん」などがある冷ケースは入口すぐに配置しており、お客様が直接手に取れるようにしています。
ほとんどのお客様が購入する「珈琲あんぱん」は実際に手に取ってもらうことが大切だと思います。本当にほしいものを手に取ってもらうことはお客様の満足度を上げる効果があると思います。
お客様が手に取って、スタッフに渡すところからスタートするのもお客様との接点をもつことにもなります。
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この記事を書いたライター

株式会社グロ―アップ編集部
加納 麻衣
インタビュー相手の魅力を発見するのが得意。
「どんな人にも物語がある!」をモットーに丁寧に伝えていきます。
小説を書くことが趣味