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今だからこそ開業?

最近物価も上がって、開業
の敷居が上がってるよね。



ラーメン一杯1,000円が
当たり前だよね。



ラーメン軸で考えないで。



開業資金もかなり上がって
るからね。



そうだね。そうすると銀行
融資も増えて返済額も大き
くなるよね。



結構、開業を躊躇しちゃう
よね。



しかもどんどん時代は変
わっていくしね。



時代の波に乗り遅れるな~。
この記事を書いた専門家


株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
2025年現在、パン屋・ケーキ屋にとって「今だからこそ開業するチャンス」は複数の背景から見えてきます。
以下にその理由と注意点を解説します。


今だからこそ開業するチャンス
【1. 市場は成長基調】
日本のベーカリー市場は、2024年に約315億ドル(約4兆5,000億円)に達し、2025〜2033年には年平均3.1%で成長すると見込まれています。
日本国内でも、パン・ケーキ市場は健康志向やプレミアム商品、機能性パンなどが支持され、拡大傾向です。
【2. トレンドと消費者ニーズの変化】
高加水パンなど“しっとり系”やコラボ商品、プレミアムな地域密着・ご当地パンが人気。
健康志向や欧風志向、機能志向が強まり、利便性の高い冷凍パンなどの副次市場も注目されています。
【3. 技術革新&省力化の追い風】
AIやオートメーション技術の導入が進み、省力化が現実的に。
焼成AI(例:Kimurayaの“ロマンスパン” AI開発)やベーカリースキャンなど、先進技術が革新を助けています。
【4. 盛り上がるイベント&コミュニティ】
2025年は「パンのフェス」など大型イベント開催や新店舗の出店が増加。
横浜や八王子などで注目店が続々開業しています。
コミュニティ形成やローカルコラボ、“パン飲み”など、新たな集客のスタイルも拡がっており、開業時の入口としての追い風になっています。
注意すべき点
【1. 原材料コストと物流費の高騰】
原料費と輸送費は依然高止まりし、利益確保への影響が懸念されています。
【2. 人手不足】
職人不足や人件費高騰は深刻で、省力化・AI導入の検討が不可欠です。
【3. 差別化戦略の必要性】
EC販売やコラボ商品など、多様化する競合環境の中で、明確なコンセプトとブランド設計が欠かせません。


まとめ
今だからこそ開業すべき理由
・成長する市場と消費者ニーズの多様化
・AIや省力化技術による省人運営の実現
・地域特化のトレンドや「パンイベント」など支援環境の拡充
しかし、コスト高や人材確保の課題への備え、独自性の確立は不可欠です。
しっかりとした事業計画、資金計画、そして技術や人材との両立を図ることで、「今」に始めることが、将来の成功へとつながる可能性があります。



市場の成長性や流行や技術
革新と良い流れはありそう
だね。



コスト高と差別化に対応す
ることが課題だね。



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