【おいしい米粉パンコンテストin やまがたとは】
米粉の利用拡大を目的として、日常的に食べることが期待される米粉パンの知名度向上と事業者間での切磋琢磨によるスキルアップを図るため全国から自慢の米粉パンを募集し、顕彰するコンテストです。
2回目となる今回のテーマは「米粉だからおいしいパン」で米粉特有の味や食感が活きたパンが多く集まりました。
国産米粉を原料とするパンの最高峰が決定!
令和6年12月18日(水)ホテルメトロポリタン山形で最終審査会が開催され、応募があった111商品のうち、書類審査を通過した16 商品からグランプリが審査員によって決定しました。
なお、令和7年2月15日(土)には山形県観光物産会館「ぐっと山形」にて表彰式および受賞商品の販売会が行われました。
コンテスト審査員の皆さん

井上 好文 氏 (一社)日本パン技術研究所 所長

渡邉 睦 氏 製パンコンサルタント 石川株式会社 技術顧問

清水 美穂子 氏 ブレッドジャーナリスト

平尾 由希 氏 株式会社FOODSNOW 代表取締役社長
フードコーディネーター 6次産業化プロデューサー

後藤 博甲 氏 ホテルメトロポリタン山形 総料理長



グランプリ、グルテンフリー賞、マイ米粉パン賞の3冠獲得!
花酵母のカンパーニュ

Bakeshop SolSol(ソルソル)
〒447-0026 愛知県碧南市 三宅町1-82 サンレモン103
オーナーシェフ 片山 幸寛さん
名城大学の花酵母を利用したグルテンフリー自家製酵母パン。
自家製酵母をブドウジュースで培養、まるでぶどうが入っているかのような香り、食べだしたら止まらない、芳醇な香りと品のある甘みが口の中に広がるパン。
グルテンフリーパンだと全く気付きません。
小麦にはない、小麦に負けないくらいの旨味と香りも楽しめるパンです。
たどり着いたのは 人に必要とされるパン

愛知県の人気ベーカリーSOLSOLは、オーナー片山幸寛さんが15年以上にわたって磨き上げたパン作りの技術を活かし、独自の米粉パンを提供している。
その原点は、甥が小麦アレルギーだったことにある。
「アレルギーの有無に関わらず、みんなが一緒に楽しめ、人に必要とされるパンを作りたい」という思いから、米粉パン作りに挑戦した。
今回、片山さんが応募したのは、カーネーションから採取した「花酵母」を用いたカンパーニュ。
ブドウジュースで培養した酵母が生み出す芳醇な香りと、小麦では表現できない美しい発色が特徴だ。
しかし、このパンが完成するまでには、多くの試行錯誤があった。
自家製酵母を安定して発酵させることや、ふんわりと膨らませる技術、さらには米粉の品種や製粉方法にまでこだわり抜いたことで、理想のパンが形になった。
片山さんは「今後は地元・愛知県の米や花酵母を活かしたパン作りを深めるとともに、各地域の素材を使ったパンの開発や海外の素材にも挑戦していきたい」と語る。米粉パンの無限の可能性を追求し、誰もが楽しめる新たなパン文化の創出に挑み続けている。