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パン屋さんにこそ始めてほしい!売上を助ける焼き菓子のすすめ

売上を助ける焼き菓子のすすめ

パン屋さんにこそ始めてほしい!売上を助ける焼き菓子のすすめ

今でさえ忙しいのに、焼き菓子なんて!と思うかもしれません。
しかし、焼き菓子はとってもいいこと尽くし! 焼き菓子を販売しているお店はどんな工夫をしているのでしょうか?

売上を助ける焼き菓子のすすめ

パン屋さんではシンプルな 焼き菓子が人気

パン好き主婦からのアンケート結果より、パン屋ではシンプルで手軽な焼き菓子が人気を集めているようです。

Q1.パン屋さんで焼き菓子を購入したことはありますか?(n=373)

売上を助ける焼き菓子のすすめ
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焼き菓子販売の足がかりに

月に一度、パン屋さんに足を運ぶ主婦の皆さんにアンケートを行ったところ、7割以上の方がパンと一緒に「焼き菓子」を購入していることが明らかになりました。
さらに、「まだ購入経験はないが、今後焼き菓子を買いたい」と考えている方も含めると、パン屋さんの焼き菓子に肯定的な人は全体の8割を超えます。
この結果から、焼き菓子はパン屋さんにおいても重要な商品であることが分かります。 今回の特集では、お客様が焼き菓子を購入するタイミングや、どのような焼き菓子がお客様に求められているのかをアンケート結果から読み解きます。
さらに、焼き菓子の取り扱いを成功させている店舗に取材を行い、どのようにして焼き菓子の販売を両立させているのか、その秘訣を探っていきます。
他店の成功事例を参考に、自店で焼き菓子の販売を始めるきっかけとして、または販売方法の改善策として、本特集が皆様にとって有益な情報となれば幸いです。 パンと焼き菓子をバランスよく提供し、さらなる売り上げ向上を目指しましょう。

Q2.パン屋さんで販売されていたら、買いたい焼き菓子はありますか?(n=317)

売上を助ける焼き菓子のすすめ
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人気商品はシンプルな焼き菓子

「パン屋さんに販売されていたら、買いたい焼き菓子はありますか?」という質問に 対して、最も多くの人が購入を希望したのは「マドレーヌ」で続いて「フィナンシェ」が高い人気を示しています。 これらの焼き菓子はシンプルな材料で作られながらも、支持を受けていることがうかがえます。 次に人気が高かったのは「クッキー」です。
クッキーはバリエーションが豊富で、食感や風味も様々なため、消費者にとって選ぶ楽しみがある焼き菓子の一つと言えます。加えて、「スコーン」も高い支持を得ており、手軽に食べられる点が人気の理由の一つと考えられます。 一方、カヌレは最近では人気の焼き菓子として注目されていますが、他のシンプルな焼き菓子に比べて特定の好みに合わせた商品として位置づけられているようです。
また「ラングドシャ」のように少し珍しい焼き菓子も選ばれていますが、その割合はそれほど高くないことから、日常的に購入したい焼き菓子としては、やはりシンプルで親しみやすいものが求められていると言えます。

このアンケート結果から、パン屋さんで提供する焼き菓子としては、「マドレーヌ」や「フィナンシェ」などの、シンプルで味わい深い商品が人気であることが分かります。
これらの焼き菓子を取り入れることで、消費者のニーズに応え、売り上げの向上につなげることができるでしょう。

焼き菓子購入の動機は 自分へのご褒美が多数!

アンケート結果から、多くの消費者が焼き菓子を自分へのご褒美として購入していることが明らかになりました。

Q3.パン屋さんの焼き菓子を買うときはどんな時ですか?(n=317)

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消費者のニーズから見える焼き菓子の売り方とは?

今回のアンケートで、パン屋さんで焼き菓子を購入する際の目的が明らかになりました。
特に注目すべきは、「自分で食べたいと思ったから」という回答が74.8% と最も高い割合を占めていることです。
この結果から、焼き菓子は多くの消費者にとって、日常の中で楽しむためのアイテムとして選ばれていることが分かります。
パン屋に足を運ぶ際、食料品を購入するついでに、自分用に焼き菓子を手に取るという行動が消費者にとって一般的になっているようです。

一方で「手土産に」と答えた方も51.1%と一定の割合を示しています。
焼き菓子は、贈り物や手土産としても人気がありますが、今回の結果を見る限り、主な需要は「自分で楽しむため」にあると言えます。
これは、焼き菓子が気軽に購入できる手頃な贅沢品としての役割を担っているからではないでしょうか。 消費者が焼き菓子に求めるのは、あまり高級すぎない日常に溶け込む商品であることが明らかです。

Q4.パン屋さんの焼き菓子に求めるものは何ですか?(n=317)

売上を助ける焼き菓子のすすめ
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また、「焼き菓子に求めるものは何ですか?」という質問に対しては、「お手軽 に見える(高級過ぎない)」が43.5% と最も多く、消費者が手軽さやコストパフォーマンスを重視していることがうかがえます。 高級感を求めるよりも、日常の中で気軽に買えることが重要視されているようです。
また、「包装が可愛い・もしくはおしゃれ」と答えた方が29.7%いましたが、全体的にはシンプルで親しみやすいパッケージ、例えば透明のOPP 袋に入れるだけでも十分にニーズを満たせると考えられます。

このように、消費者のニーズを考慮すると、パン屋さんが焼き菓子を販売する際には、あまり高級すぎず、手軽に購入できる商品を提供することが有効です。 過度な装飾や高級感よりも、手に取りやすい価格帯とシンプルな包装が、消費者の日常に取り入れやすい要素となります。
もちろん、手土産としての需要も一定の割合を持つため、日持ちする商品や、少し特別感のあるパッケージを用意することで、さらに販売機会の拡大が期待できます。 パンと焼き菓子の相乗効果を活かし、お客様のニーズに応える商品展開を行うことで、焼き菓子の販売を成功させる一歩を踏み出すことができるでしょう。 次項は焼き菓子の成功店の商品をご紹介いたします!

BREAD IT BE

神奈川県鎌倉市小町2丁目16−35 鎌倉十番館 101

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利益率の高さと製造の手軽さに注目!

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パン屋さんが焼き菓子を取り入れる魅力は、利益率の高さと製造の手軽さにあります。
カヌレに関しては、200円~300円の価格でも販売可能なため、利益を得やすい商品です。 焼き菓子の製造はパンと比べて発酵などの工程が少なく、手間がかからないのがいいですよね。 販売している焼き菓子の品質にもこだわりを持っています。カヌレには特別に取り寄せた蜜蝋を使い、焼き型は銅製のものを使用し、火の伝わり方を工夫して表面の焼き上がりを高めています。
これらのこだわりを持っていても、焼き菓子は材料費を抑えつつ高品質な商品を提供できるのが魅力です。

ESPLAN

神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目1−7

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特別な準備はいらない!リスク少なく始められる

売上を助ける焼き菓子のすすめ

当店の焼き菓子は年末年始やお盆、異動の挨拶など、季節や行事に合わせた贈答用としての需要が高く、年間を通じて販売の機会が多いです。
さらに、パン屋が提供する焼き菓子には朝早い時間に購入できるという利点があります。 パン屋は洋菓子店と比べると早朝から営業しているため、朝の時間帯に焼き菓子を購入することができます。
また、焼き菓子を始める際のハードルが低い点も魅力的です。
材料はパン作りに使うものとほとんど同じで、特にマドレーヌやフィナンシェなどは基本的な材料が揃っていればすぐに製造できます。 一度に大量に焼けるため効率も良く、冷凍保存で在庫管理がしやすい点も見逃せません。

きくちぱん

東京都中野区鷺宮2丁目1−13

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長期保存と作り置きで臨機応変に売り場に補填

クッキー、カヌレ、パウンドケーキ類のメリットは作り置きが出来ることです。 比較的賞味期限が長いので、その日に売り切る必要がなく、お店が忙しくないタイミングで作っています。

売上を助ける焼き菓子のすすめ

ラッピングの仕方によってはお土産としての需要も見込めます。
しかし、保存の為の冷蔵、冷凍スペースの確保が必要になります。 場所が確保できないお店の方は、当日売り切るような、焼き菓子がおすすめです。
仕込みに比較的時間がかからず、特別用意する機材が少ないので始めやすいです。 包装せずに陳列することもでき、パンと同じように販売が可能です。
当店が目指すのは購入いただいた方も、贈られた方も気負いなく食べていただけるおやつです。
もったいないと取っておかれるよりはもう無くなっちゃった!とまた購入いただけるのが理想ですね。

本格焼き菓子を手軽に始める方法

売上を助ける焼き菓子のすすめ

カヌレ ドゥ ボルドーは、本場フランス製造の本格的な焼き菓子です。 解凍するだけで提供できるため(カリッとさせたい方は冷凍のまま、再焼成も可能)、労働時間短縮や人手不足解消に役立ちます。
17g、30g、60g の3 つのサイズがあり、ホテルのアフタヌーンティーからパン屋の焼き菓子コーナーまで幅広く利用されています。
ラム酒とバニラの香りからくる、フランスらしい風味が特長で、大人向けの贅沢な焼き菓子として人気です。 手軽に本格的な味を提供できるため、焼き菓子の新商品としておすすめです。

夏場も売り上げを伸ばす助けになるかも

現在、焼き菓子を販売しているパン屋さんにお話を伺いました。 洋菓子屋さんに比べると安価で購入できるパン屋さんは、焼き菓子へのハードルがお客様も下がるようです。 追加購入や自分のためのご褒美と考えるお客様の需要より、どこのお店も10%程度の少なくない利益を焼き菓子が生み出してくれているようです。

たくさんの種類の焼き菓子はおけないなと考えるパン屋さんは、解凍するだけで使用できる商品や、冷凍のまま焼成するだけで店頭に並べられる商品を利用してみるのもいいかもしれません。 パン屋さんのロス対策、王道のラスクをはじめ、少ない材料でできるマドレーヌやフィナンシェから初めてみませんか? 焼き菓子を袋詰めする場合は、食品表示ラベルも必要になるので忘れずに。

売上を助ける焼き菓子のすすめ

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