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再生可能エネルギーへの逆風
オーストラリアが、再生可能エネルギーでつくる「グリーン水素」事業への追加出資をやめると発表しました。
日本企業が参画してますが、事業がとん挫する懸念も出てきました。
アメリカではトランプ大統領が化石燃料に意欲的で、再生可能エネルギーには逆風が世界で強まっています。
グリーン水素は太陽光や風力といった再生エネ電気で水を分解して作られます。燃焼時に二酸化炭素を排出しません。
オーストラリアでは最も進んだグリーン水素のプロジェクトの1つでした。
オーストラリアの新政権は、グリーン水素プロジェクトは採算の見込みがないと考え、補助金の対象として否定的です。
当初1.2兆円の予定だった建設費は、1.5兆円に上昇していました。
日本とオーストラリアの政府、企業がすでに100億円以上を投入しています。
水素を引き受ける予定だった関西電力が撤退を決めました。製造コストが想定以上に高く、採算に合わないと判断しました。
アメリカのトランプ大統領の方針で、脱炭素への風当たりは世界で強まっています。
トランプ氏は「パリ協定」から離脱、再生可能エネルギーへの政府支援も大幅に縮小するとしています。
発生するガスは、この設備を稼働するエネルギーとしても使います。
さらに、その際に出るCO2も回収するため、洋上プラントから出るCO2を90%以上削減できます。
読んでいただきありがとうございました!


この記事を書いたライター


株式会社グローアップ
西野 寛
■電気の営業8年
■趣味
サーフィン
バーベキュー