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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.182

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人件費は上がってる?

最近、給与ってあがってるよね?

ラッキーは永遠に上がらないよ。

転職しようかな。

冗談です、しっかり検討させていただくよ。

新卒採用の給与もあがってるよね?

人件費って結構かかるからね。

今どれくらい上がってるのかな?

経営者は大変だよね。

この記事を書いた専門家

石井

株式会社グローアップ
石井 匠

信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中


近年、パン屋・ケーキ屋を含む飲食業界では、人件費の上昇が大きな課題となっています。 その背景には、最低賃金の引き上げや人材確保の難しさが影響しています。

最低賃金の引き上げとその影響

2024年には、全国平均の最低賃金が過去最大の50円引き上げられ、全国平均で1,055円となりました。

特に東京都では1,163円と高水準です。この引き上げにより、飲食店経営者の約4割が「想定より高かった」と感じており、人件費の増加が経営を圧迫しています。

人材確保の難しさと時給の上昇

人手不足が深刻化する中、アルバイトやパートの時給を最低賃金より高く設定する店舗が増えています。実際、飲食店経営者の7割近くが、アルバイトの時給を最低賃金より高く設定していると回答しています。

このような状況が、人件費のさらなる上昇を招いています。

人件費率の目安と経営への影響

一般的に、飲食店の人件費率は売上の30%以下が望ましいとされています。

しかし、正社員やアルバイトを数名雇用すると、月に50万円〜100万円の人件費がかかることもあり、売上が十分でない場合、経営を圧迫する要因となります。。

対策と今後の展望

人件費の上昇に対応するためには、以下のような対策が考えられます。

【業務の効率化】 マニュアルの整備や業務の見直しを行い、作業の効率を高める。

【シフトの最適化】 売上予測に基づいて、必要な人員を適切に配置する。

【デジタル化の推進】 注文や在庫管理のシステムを導入し、業務の自動化を図る。

【人材育成】 従業員のスキルアップを支援し、生産性の向上を目指す。

まとめ

人件費の上昇は避けられない現実ですが、適切な対策を講じることで、経営への影響を最小限に抑えることが可能です。

今後も労働市場の動向を注視しながら、柔軟な経営戦略を立てていくことが重要です。

人件費は30%以下が目安か。

バイトさん等でうまく調整しよう!

次回は「今使える補助金や助成金は?」をお届け!

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