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ラッキーと麦田の3分でわかる開業マニュアル vol.166

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商品ロスはどれぐらい?

うちの店の商品ロスってどれくらいあるの?

まー10万円分くらいかな。

え、ロスありすぎ!作りすぎなんじゃない?

売りたい気持ちが強すぎてね。

気持ちはいいけど、ロスが多いと経営的に問題だよ!

まーね。自分で食べるしかないよね。

ロスを少なくするにはどうしたらいいかな?

みんな頑張れ~

この記事を書いた専門家

石井

株式会社グローアップ
石井 匠

信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中


パン屋やケーキ屋における商品ロス(廃棄)の割合は、店舗の規模や販売戦略によって異なります。
一般的に、大型のパン屋では製造したパンの約5~10%が廃棄されると報告されています。

一方、需要予測が難しい場合、ロス率が10~20%に達するケースも見られます。
ケーキ屋においても、特に生ケーキなど消費期限が短い商品はロスが発生しやすく、店舗によっては廃棄率が15%に上ることもあります。

これらのロスを削減するためには、以下の対策が効果的です。

1. 製造量の調整

売れ筋商品とそうでない商品の販売データを分析し、製造量を適切に調整します。
例えば、種類を絞り、各種類の製造数を10個程度に抑えることで、売れ残りを防ぐことができます。

2. 予約制の導入

前日予約制を取り入れることで、需要を事前に把握し、過剰な製造を防ぐことができます。

3. 販売スタイルの工夫

ケーキ屋のように対面販売を行い、商品をショーケースに陳列する「ケーキ屋方式」を採用することで、一度に提供するパンの量を調整し、売れ残りを減らすことができます。

4. 需要予測の精度向上

AIを活用した需要予測システムを導入し、販売データや天候、イベント情報などを基に精度の高い予測を行うことで、適切な製造計画を立て、ロスを削減できます。

5. 売れ残り商品の再利用

売れ残ったパンをラスクやパン粉など別の商品に加工することで、廃棄を減らし、収益化することが可能です。

これらの取り組みにより、商品ロスを効果的に削減し、経営の効率化と利益の向上を図ることができます。
特に、需要予測の精度向上や販売スタイルの工夫は、現代のパン屋・ケーキ屋において重要な戦略となっています。

平日か土日、天候、暑いか寒いか、予想するのも大変だね。

リベイクや賞味期限の長い焼菓子の導入もいいかもね。

次回は「ライト(電球)の重要性!」

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