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年収の壁拡大について

年収の壁って知ってる?



目に見えない心の壁だよ。



違う。それなんかのアニメ。



年収の壁については結構話題になってたよね。



そうだね。でも配偶者がいないと関係ないかな?



そうだね。つまり僕にはまだ関係ないのか…



まだなのか、永遠になのか。



もう知りません
この記事を書いた専門家


株式会社グローアップ
石井 匠
信用金庫で8年間融資業務に従事
〇国家資格
・FP2級取得
・宅地建物取引士取得
・中小企業診断士勉強中
2025年度の税制改正により、「年収の壁」が160万円まで拡大される見通しとなりました。
これは、パン屋・ケーキ屋などの小規模店舗で働くパート・アルバイト従業員にとって、働き方の選択肢が広がる重要な変更です。
以下に、その概要と店舗運営への影響について解説します。
年収の壁とは?


「年収の壁」とは、パートやアルバイトの年収が一定額を超えると、税金や社会保険料の負担が増え、手取り収入が減少する現象を指します。
主な壁には以下のものがあります。
【103万円の壁】
所得税が発生するライン。
【106万円の壁】
社会保険への加入義務が生じるライン。
【130万円の壁】
配偶者の扶養から外れるライン。
【150万円の壁】
配偶者特別控除の満額が受けられる上限。
これらの壁を意識して、パート・アルバイトが労働時間を制限するケースが多く見られます。
160万円の壁の新設とは?
2025年度の税制改正では、配偶者特別控除の上限が160万円に引き上げられる予定です。
これにより、年収160万円までの配偶者は、段階的に控除を受けることが可能となります。
具体的には、150万円を超えると控除額が減少し、160万円でゼロになります。この変更は、パート・アルバイト従業員がより多く働いても、手取り収入が大幅に減少しないよう配慮されたものです。
パン屋・ケーキ屋への影響と対応策


この制度改正により、従業員が労働時間を増やしやすくなり、繁忙期の人手不足解消が期待されます。
店舗側としては、以下の対応が考えられます。
【シフトの柔軟な調整】
従業員が希望する労働時間に対応できるよう、シフトを柔軟に組む。
【制度の周知】
従業員に対して、年収の壁の変更点を分かりやすく説明し、不安を解消する。
【労働時間の管理】
従業員の年収が160万円を超えないよう、年間を通じた労働時間の管理を徹底する。
これらの対応により、従業員の働きやすさを確保しつつ、店舗の運営を円滑に進めることが可能となります。



住民税は拡大してないから注意!



気になる方は税理士に相談しよう!



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